ずっと好きだったよ...
恋を知らないみほりが、どんどん恋を知っていく。
小さい頃から「恋」というものに憧れてた私は、小学校に入学して初めて「恋」をしった・・・
ドクンドクンドクン
「なにこれ。ドキドキが止まらない!?もしかして、これが恋?」
これが翔くんとの出会いだった・・・
入学してから1週間がたった。
初めての気持ちをどうしても伝えたい私は、思い切ってラブレターを書いた。
―――――――――――――――――――――――――――――突然こんな手紙もらってわけわかんないよね、ごめんね
私はあなたが好きです。
こんなこといわれても困るだろうけど、私の気持ちだけでも理解してほしいんだ。
いつも話すたびにドキドキして、苦しくて、恥ずかしくて、早く楽になりたかったの。この思いを胸にためたままじゃ苦しい。
あなたをとられてしまうかも、そう思うといてもたってもいられない。付き合うとか、よくわかんないし、翔くんも迷惑だろうから、返事はいらないよ。悲しいことが書いてあったらこっちも辛いしね。これからも、宜しくね
みほより
―――――――――――――――――――――――――――――
数日後、返事がきた。
翔くんも私の事を思っていてくれたらしい。嬉しくて、嬉しくて、そして、恥ずかしかった。でもそれからは、少し気まずくなって、話すことは無くなった。あんな手紙、出さなければよかったと後悔した。
私が6年生になったとき、翔くんと同じクラスになった。
「やっぱり好きだよ...翔くん」
そっと呟くと、胸がきゅうっと締め付けられた。
友達の優と帰っていると、こんなことを聞かれた。
[みほちゃんって翔くんの事好きなの?]
「えっ....そんなこと...な、いけど...」
私は恥ずかしくて、嘘をついた。
[はぁ~よかったぁ!なんか、みほちゃんが翔くんの事好きだっていう噂が耳に入ってきたから、心配だったんだぁ~]
「え?それってどういう...」
[私ね、翔くんが好きなんだぁ~]
「へ、へぇ~頑張って...ね...」
私は、翔くんをとられてしまうかもという不安に突如おそわれた
「どうしようどうしよういやだいやだいやだ......いや、こんなことを思うのはやめよう、正々堂々たたかうんだ。明日、本当の気持ちを優に話そう」
そう思った矢先だった。優と翔くんが付き合っているという噂が流れた。
長くなりそうですが、よろしくお願いします。(*´ω`*)
尚、この作品は基本的にフィクションですが、多少ノンフィクションを含みます。