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ども、久々の更新です。……もう一方の方も遅れていますが、何とか出来たのでアップしました。
それでは本編をどぞ!
移動した先は………まんま体育館だった。
「どうぞ、一応身体を思い切り動かせる施設です。」
「……そうですね。“身体”は動かせますね。ちなみに器物を破損した場合は?」
「え?」
鳩が豆鉄砲を喰った様な顔をした職員。
「つまり、新たに追加された能力等を試したいので、ここは破壊しても大丈夫かどうか聞いているのですが。」
「あ、だ、駄目です!別の場所へ今直ぐ移動致しましょう!」
………案内してもらって何だが、始めからそう言う場所しとこうな?
……………………………………………
「ここなら大丈夫です。」
「……ここね〜…」
そして来たのは…何と言うか、裏庭?
軽く背景に山脈の影が見える空の広い場所。地面は芝生が生えており、周囲は森に囲まれている……森の開けた土地みたいな感じだ。
……なんと言うか、金が掛かっている様な気がするんだが?いいのか?
「植物とか生えている「問題無いです。」…あっそう。」
さて、そう言う事なら暫くここを使いますかね。
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無の境地、無の境地、無の境地……
「あの〜……そろそろ出発なされても………」
ん?…ああ、案内してくれた職員か。……随分久しぶりに見る様な気がするな〜………
「ん?後もう少しで何か掴めそうだから。」
「そ、そうですか。」
そう言って出て行く職員。再び俺は修業…今は座禅を組んで、滝に打たれて精神統一の修行中だ。元ネタは、当然漫画。
さて、あともう少し。
……………………………………………
「あの〜……」
「………何?」
「流石に遅過ぎでは?」
「…うん、自覚はしていた。」
あれから40年。
俺はずっと修業を続けた結果………種族がハイヒューマン(但し、血族は変化無し)になっていた。
うん、きっとやり過ぎたんだろう。
ちなみにステータス上有り得ないバグも発生している……いや、これはバグか?
「あ、あの〜…ステータスの数値が全部、何か“E+”が付いているのですが……これってバグですか?」
「………認めたく有りませんが、ここでの修業が反映されたのでしょうね…本来はあり得ない事なのですけどね……」
お、おう。…何か不味い事にでもなったのか、俺?
「仕方が有りません。ですが即行ここから異世界に転移した方が宜しいでしょうね。」
「…何?研究対象にされるとか?」
「………」
「へ?そこで目を逸らすって事はマジ?!」
やっべ〜………俺研究所で解剖とかされるのか?!
一瞬某映画に出て来るエイリアンを想像してしまった。
灰色の退色に巨大な翡翠色の目をした子供の様な体型をした宇宙人………白衣に身を包んだ研究員の大人2人に両側から腕を引きずられて連行されて行く…………
俺が同様な事をされる所を想像し……やばい、嫌過ぎる。
…これは即行で逃げよう……うん、人体実験や解剖とかマジ勘弁だし。
そう言う訳で、これから従魔契約を結ぶ相手を探しに行きます。
次回も宜しく御願い致します。