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7 俺様の事情…

 読者の皆様どうもこんばんわ。


 さて、多分この回でどうして『これでいいのか…』を一旦中断してまで此方を書いたか納得して頂けるかも知れないです……但し、一応ヒントですが、彼らが再会するのは別の場所です。


 それでは本編をどぞ!

………………(皇帝)………………


「…と言う訳です。故にスノウデンへの挙兵に参加して頂きたく此方に参りました次第です。」


 胡散臭い笑みを浮かべながら一見丁寧な言葉遣いで俺に言寄って来たこの司祭(豚)は、いやらしい目つきで俺の冠を見ていた。


−こういった連中は虫酸が走るな……


 大体今回の、その北の新大陸『スノウデン』への挙兵も大義名分が無い。まあ強いて言うならコイツらからしたら“異教徒”だからなのだろうが……


 つか、俺としては物凄く迷惑であった。


 コイツらの突撃訪問のせいで俺直々にホウゼンクラウス邸へ行く事が出来なかったではないか!折角直々に指導して我が国家を好きになって貰おうと思っていたのに(またの名を“懐柔”と言うが…)


 多分今頃彼の城にてラインハルトが悲鳴でも上げているだろうな……(遠い目)奴では力不足なはずだからな………。


 お前の犠牲は忘れないからな(キラン☆


(*まだ死んでは居ません……多分)


 まあ兎も角だ、コイツらの要請どう断ろう………そうだ!名案があったわ。


 うん、これアリだな……俺マジで天才(自画自賛w)。


「恐れながら実は……(カクカクシカジカ)…と言う事で、暫く御待ち頂いても宜しいでしょうか?」


「それは些か……」


「今度○○○で武闘大会が行われるのですが……」


「一枚噛ませて頂けるのでしたら、我々としてもそちらとは友好関係を保って行きたいと思っておりますから。」


「ええ、今後ともどうぞ宜しく御願い致します。」


 …………ああ苛つく。何で此方が下手に出なきゃ成らんのか……まあでももう直ぐ終わるな。


 つか、武闘大会って『この国』の荒くれ者の集いだって何故に気付かない?!……そっか、馬鹿だからだよな。


 まあでもこれで後は色々手を回せば…新たな時代の幕開けか。


…………………(end)…………………


「え、何?!つまり皇帝が自分で来ようとしていたの?!!」


 ブランチを頬張りながらラインハルトさんは爆弾を投下した。何でも、誰が行くかって話しをした時直前まで駄々捏ねて強引に押し進めたらしい……そんで、こっそり行きそうな勢いだったので家臣は敢えて賛成側に皆回ったとか。


 つか、この国の皇帝ってどんなフリーダムなの?!


 あ、ちなみに結構俺の事で揉めていたって言うのを聞いた……若干胃が痛くなったのは仕様がないよな?


「ええ、ですが所用で来られなくなり私が代理で(モギュモギュ)、それにしてもこれ美味しいですね。従者が優秀なのですね。」


 …………。


 あ〜あ……ベラに向けてソレ言ったら不味いだろうが…


 でもよく考えてみたらコイツベラが料理下手なのを知らないのか………


「……(ジャキーン)」


 そして案の定暗器を平然と構えるベラ……って、アサシンかよ!?!!


「ベラ、食事中ですよ?」


 だからそんな物騒な者は仕舞いなさい。毒とか塗ってあったら食品に混じって食べられなくなって勿体無い。この食材1つ作るのにどれだけの命が関わっていると思っているですか。全く。


 と、まあ能弁垂れているけど只単に美味しく食べてくれたから邪魔したくないだけだよ?だからそんな顔はしないで(焦)……


「…申し訳御座いません(ショボーン)」


「料理は追々出来る様になればいいでしょ?別に俺だって最初からで来た訳ではないしね……最初は大変だったし(遠い目)」


 うん、初期は良くダークマターとか灰とか食べていたな……つか、あんな状態で良く生きていられたな…俺………


 今考えて見るとマジで餓死しなかった理由が謎。


 ま、まあ今それはいいとして。ベラにどうせ教えるつもりだし、1人増えた所で変わらないしな。それに…ここらでこれからの修業の借りはチャラにして貰おう。何かそのままにしたら倍で返せって言ってきそうだしな……主に皇帝が…


「どうせなら自分で作れる様になってみますか?」


「え?」


「だから、この城で俺の指導をして下さるってことですから宜しければレシピ教えますよ?」


「い、いいのですか?!!」


 ……ラインハルトさん目が血走っていて怖いから取り敢えず手を離して落ち着こうよ?


 つか、マジ誰?状態だな………侵入して行きた時の偉そうな“オキゾク様”的な態度が嘘みたいだな。つか、やっぱり別人か?


 何かデフォルトされたみたいに縮んだ気もしなくもないからな…


 ああ、ラインハルトさんの見た目?普通にイケメンだよ。本当に諜報部か疑いたくも成る様な派手な顔立ち(本人気にしているらしい…何と贅沢な!)で、更に赤目金髪なカラフルな色彩。


 まあこうして喋ってみると色々残念…ゲフンゲフン、イケメン(爆)ではあるな。


 うん………多分普通に3枚目だってカウントしていいと思う。


 さて。それは置いておいてと…


「レシピに関してはラインハルトさん自身が覚えて他の料理人へと伝授して下されば結構ですよ。ここに料理人入れる訳には行きませんからね。だから指導の程、期待しておりますよ(ニコリ)」


 ……う〜ん、何かビビっているけどどうしたんだろう?


 まあいいや。


 まあそんな分けで色々面倒を見てくれるそうですハイ。お世話になります。


 それとベラ、微妙にナイフ見せつけたりわざと手が滑った風に投げたりするのとか止めてあげて?!もうラインハルト君のライフはゼロよ?!!


 一応設定として、この国の人達って多分優秀だけど基本残念なタイプが多いと思います。だって完璧人間って何かコワいじゃないですか!ユーモアがあってちょっと抜けている方が安心しますよね?


 次回も宜しく御願い致します。

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