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#1 召喚受けてみた

今日はいつも以上に眠い。たぶん昨日夜が激務だったからだろう。


俺は東城裕樹。高校三年生。そして最近ゲーム業界で急激に業績を伸ばしている三鷹クリエイトの若き社長である。


高一で起業してからというものの勉強をする時間を確保しながら、仕事をこなすのは激務であると知り、仕事をしながら子育てをする母も同じような辛さがあるということを身をもって知った。

それからは母の手伝いも積極的にするようになった。


昨日は珍しく仕事もなくフリーだったので貯めていたアニメを遅くまで見ていたら、俺の助手の宮近さんからゲームの不具合についての連絡が来たため徹夜で修正をしてしまった。


「おはよう、裕樹くん。また遅くまで起きてたの?」

彼女は堀江舞。俺の幼馴染である。


「まあね。堀江さんも眠そうだけど昨日の夜なんかしてたの?」

そんな他愛もない会話をしているといつのまにか、学校についていた。


「また帰りに!」

そう言いながら手を振り、朝練に走っていった。


そんな彼女を見送った直後肩が掴まれる。

「また堀江に付き纏ってるのか?お前みたいな陰キャに吊り合うわけねえだろ」

そう言って矢島たちのグループが絡んでくる。


いつも通りなのでさっさとフル無視しよう。


そして絡まれた間に思ったより時間が経ったのか授業が始まる。一時間目は大岡先生の数学か。

そんなこんなで授業も始まり、今日も頑張るかと気合いを入れるためにミンティアを食べたその時だった。


「えっ何これ」


クラスメイト達が騒ぎ出す。

みると自分の足元にも魔法陣が浮かんでいた。

昨日見たアニメのように異世界にでも飛ばされるのかなと思いながら、会社について考える。

(野球チーム作るのが夢だったんだけどなー。

まあ、会社は宮近さんがなんとかしてくれるか)

そう頼りにしてる助手が対応に駆け回る想像する。

そして意識が消えた。


目が覚めるとアニメで見たような城の中だった。

周りを見ると、たぶん王と呼び出したであろう魔術師ぽい人、そして兵士が50名ほど。

後ろにはクラスメイト達がいる。

この感じだと全員飛ばされたのであろう。

「突然だが、君たちには魔王と戦ってもらう」

そんなテンプレなセリフを聞きながら兵士をみる。


(・・・・目が真っ黒なんだがたぶんこの国絶対ブラック企業じゃん)

そう確信を持つとともにこの世界についての説明が始まる。

この世界はまず人族、獣人族、魔族と分かれているらしい。

そして人族の国家の代表の国がここミズガルナ王国、

獣人族の国がヨトゥン王国、魔族の国がニタヴェリーナ王国と分かれており、今魔族がミズガルナ王国へ攻撃を繰り返しているらしい。

そしてヨトゥン王国とは少し前に対立したらしく、仲は良くないらしい。


「皆さんスキルを確認してください」

そう声がかかり言われた手順で見てみる。


スキル 剣王・・・波剣 衝撃波を飛ばす。

        

       剣王 クリティカル率、攻撃力アップ


まあまあ強くね。

そしてたぶん神官ぽい人にスキルを報告する。

「よりにもよって剣なのかよ。せめて魔法系のスキルがないと役に立たないじゃないか」

そんな言葉をかけられて周りを見ると確かにほかの奴らは魔法系のスキルしかいない。

そう悲しみに暮れたあの日から、俺は剣技を鍛えることにした。

やはり難しいが剣王のスキルのおかげなのか上達は早かった。

まあやっぱり堀江さんは別格にスキルが強かった。

なんといっても スキル爆炎 これがぶっ壊れ。

爆炎弾、集団殲滅魔法 業火の陣、そしてオートで動く炎剣。

こんなにいろいろあったらそりゃ国も待遇良くするよな。

俺以外はやっぱり当たりのスキル引いてしっかり訓練を受けている。そんな奴らを見て思った。

(俺やっぱこの王様の元で働きたくない!!)

そんなこんなでクソみたいな王に

「役に立たなそうなので適当な剣2本だけ貰ってここから出たいです!」

って言ったら剣2本と金だけ貰って城から追い出された。


自分で言ったけど。

ここからどうしようか。

まずはたぶんこれ剣のダンジョンだったのかなっていう「変わり者の試練」っていうダンジョンに行くことした。


また会えるといいなみんなに






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