34話 愉快な科学者さん
ん?朝に投稿するんじゃ無かったのか、って?何を言っているんだ、前回のあとがきを読み直してみなさい?ほら、水曜日に投稿、としか書いてないだろう(情報操作)?
「んぁ?」
目が覚めた。そこは病室のような部屋だった。
「あ、アダム!大丈夫か?自分が誰か分かるか?」
「……?アダム=マーシーですけど」
「あぁ、良かった」
ほっと胸を撫で下ろしたのは、コルミナさん。その隣には彼女の助手と思われる女性がいる。
「……僕、何があったんでしたっけ」
自分が何をしていたかの記憶が無い。純粋な疑問からそう尋ねたが、コルミナさんはなぜか答えにくそうだ。
「何か……大変なことがあったんですか?」
「うーん、確かに大変なことではありましたがねぇ」
「どうする?言うか?」
「いえ、言わない方がいいでしょう。あとついでにカリンには接触禁止令を出しましょう」
「おう、なかなか鬼畜だな……まぁいい。と言うことで、今回のことはお前に伝えると、あれだ。生活に支障をきたす可能性があるので黙秘とさせてもらう」
なんだ、そんな重大な事態が起きていたのか……
「お前が気にする必要はない。こんな時間だ、寝るといい」
「ずっと気絶してたみたいですし、眠くないです」
ああ、そうかといった顔になるコルミナさん。彼女の第一印象は『怖そうな人』だったが、そんなイメージはどこかへと消えてしまった。
「だったら、実験に付き合ってもらえるか?」
はい?
「ほら、戦の時に変な模様が浮かんだって言ってただろ?それの研究だ。大丈夫、痛いことはしないさ」
「嫌です」
「何故!?」
「なんとなく」
「いや、何故!?」
「なぜか、近いうちにあなたの実験によって酷い目に遭うような気がするんです」
「けど、今回のは本当に痛くないぞ!そうだ、寝てればいい!睡眠薬があるから飲め!その間にいろいろやる!」
「『今回のは』!?あといろいろって何ですか!?」
「えーい、いいから飲め!」
コルミナさんが飲ませようとしてきた睡眠薬の量は尋常ではなかった!
「オーバードーズさせるつもりですか!?やめてください!!」
「うおおおおお!!いいから飲めぇええ!!」
「何やってるんですか、落ち着いてくださいコルミナさん!!」
彼女の弟子が彼女を羽交い締めにした!!
「睡眠薬の量、多過ぎますよ!」
あ、実験は止めてくれないのね。
〜〜〜〜〜〜
はい、というわけで渋々実験台になったんですけど、この睡眠薬の効果すごいですね。飲んだ瞬間意識が無くなりましたよ!その時なんかとてつもない痛みを感じたような気がしたけれど気のせいですよね!きっと!
「コルミナさん、何かわかりましたか?」
「そうだな、多分あれはサブスキルによる影響だ」
おお、あれもサブスキルだったのか。どういう実験でそれが分かったのか気になるが……
「それ、普通に鑑定してもらえば良かったのでは?」
「ギクっ!?」
ジト〜っとした目線を彼女に向ける。必死に言い訳を考えているのか、目が泳ぎまくっている。
「言い訳はありますか?」
「うぅ、でも最初の時点ではサブスキルだとは分からなかったし……」
「鑑定したら実験する手間もなくなるという考えはなかったんですか?」
「ない!実験したかったから!」
「なるほど、つまり僕のことは趣味用の実験台としか思ってないんですね?」
「あっ」
自ら墓穴を掘ったコルミナさん。俺のジト目は軽蔑の眼差しへと変わっていく。
「アダム、すまなかった!!」
「実験禁止令を出した方がいいんじゃないですか?ねえ、助手さん」
「はい、そう思います」
助手に裏切られ、泣きそうになってるコルミナさん。本当にキャラ崩壊が酷い人だ。
「はぁ……まぁいろいろ分かったし?別にいいですけど」
「許してくれるのか!?流石救世主!!」
あ、やっぱ許さない。なんとなく許したくない。
「やっぱり許しません」
「なんで!?」
そんな会話をする俺たちを見る助手さん。
『アダムさんの先生への当たり、強くなってるな〜』
そんなことを考えているのであろう。
ーーーーーーーーーーーーーーー
(おまけ)
「んぁ?」
「あっ、アダムさん起きました!」
「あぁ、良かった……まだやられていなかったようだ」
「にしても、カリンちゃんはホントに恐ろしい……」
「……私があんなこと言ったから……」
コルミナさんとその弟子だ。一体何を話しているのだろうか。
「えー、ごほん。いいですか、落ち着いて聞いて下さい。あなたは、カリンちゃんにキスされてぶっ倒れました」
「……」
フッ。
あぁ、意識がおそらにとんでいく〜。
「なっ!?まずい、もう手遅れだったかっ……!!」
「アダムさん、うぅ、せめて成仏してください〜」
はい、投稿遅くてスミマセン。次は金曜日中に出します……←無理です
時系列的に問題のあるシーンがあったため、修正を行いました。
では、また次のお話で。




