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2話 魔法のある世界に生まれたからには






 生後9ヶ月後くらいになった。


 あのクソ不味い離乳食はいまだに克服できないが、ハイハイができるようになった。これでやっと家中を自由に歩き回れるぜ!ヒャッホウ!!

 

 と浮かれて歩き回っていたら階段を転げ落ちました。調子乗ってすんません。





〜〜〜〜〜〜





 コホン、では諸君、今から我が家について解説して行くぞ!。

 まず、玄関。家の第一印象を決める大事な空間だな。我が家の場合、玄関には何も家具がない!

 (※この世界は土足文化なので靴箱っていう概念がない!)

 素晴らしく開放的な玄関。そんで廊下を進み左手に行くとリビング・ダイニングがあります。。ダイニングはちゃんとしており、食器入れに調理器具入れもちゃんとある。もちろん全部(皿も包丁類も)手作り。そして壁にはおそらくレメクが狩りに使ったのであろう、血まみれの手斧がかかっている。一面が木の茶色の家に映える赤、素敵なインテリアですね()


 ダイニングには見るからにお手製の、四人で使うには少し小さいテーブルが置いてある。めっちゃ不格好だし、大方レメクが作ったんだろうな。この(いびつ)な形の椅子もそうだね。めちゃんこ座りにくい。


 ほんで、リビング・ダイニングの逆側には寝室がありまふ。寝室にはボロボロな布団が二つ置かれている。レメクとサロメのだね。この家で一番よく光が入る部屋だから、さぞかし寝覚めが良いことだろう。


 玄関からまっすぐ進み、さっきスッテンコロリンした階段を登ると、俺の部屋とリィカの部屋があります。


 俺の部屋は他の部屋より多少綺麗で広い。非常にありがたいですね。けどもこの部屋は大きいだけで、おもちゃも何もない。つまらないなぁ。お金がないから仕方ないがな。


 俺がリィカの部屋に入ろうとするとどこからか彼女が現れ、俺をどこかへ引きずってゆく。何かやましい物でもあるんじゃなかろうか。今度こそバレずに侵入しよう。

 

 我が家の自慢の風呂は露天風呂!!景色はというと、一面のクソ緑。素晴らしい景色!!緑に囲まれて、一日の疲れを取ることができる。すごく心地良いぞ!


 んで、我が家の全ての水は水甕(みずがめ)に溜まった雨水で(まかな)っている。大自然の味がして美味いぞ。たまに葉っぱが混ざるが、しゃーない。



 これで俺の家の説明は終わり。いいトコだろう?ぜひ来てきてみてね!それじゃあ、またね〜〜〜!!





 茶番はこれくらいにしておこう。


 この家の生活水準はどん底でもないがこの世界の平均よりは低いだろう。全体的に質素、いやそれどころじゃないだろう。基本家具はDIYしたもので、醜い。父さんは不器用なのだろうか。まぁ強度だけはあるようで、壊れるのを見たことがない。

 ちなみに、皿は木をくり抜いたもの、包丁は木の持ち手に切った肉がケバケバしそうな石をくっつけた、粗末なものだ。石器時代かよ…

 

 我が家の心臓である水甕(みずがめ)は、家から少し離れたところにある。この前母さんに抱っこされて連れていかれた。ここにイタズラしちゃだめ、と注意されたが、俺がそんなことするわけないだろう。そこら辺は安心してほしい。







ーーーーーーーーーーーーーーー







 立った!アダムが立った!



 もう1歳になろうかというその日、俺はこの世界で初めて大地を踏みしめ、その感動を噛み締めた。

 父さん母さんはメチャクチャ喜んでた。リィカも心なしか嬉しそうだった。俺も嬉しかった。


 そう。俺はもうすぐ1歳になる。

 1年くらいこの世界で過ごし、いろんなことがわかってきたのである。


 第一に、この世界には魔法がある。前世との一番の違いだろう。うちでは魔法を使って火を起こしている。


 どうやら魔法にはいくつか種類があるらしい。


 その一つが、基礎魔術。魔法は、炎、水、光、風、土の五つの属性に分かれている。べつに某懐の怪物みたいに水属性は炎属性に対してこうかばつぐん、みたいなことはないらしい。

 この魔法たちは十分な魔力量を持つ者ならコツさえ掴めば誰でも使える。だから基礎魔術。

 その中でも特に簡単なのには、水弾(ウォーターショット)掌の上の炎(ハンディファイア)などがある。誰でも使える簡単な魔法だが、使い方次第では大活躍する。


 次に、特殊魔術。これらは属性を持たない。例を挙げると、催眠や精霊の使役、回復魔術や状態異常の付与などがある。これの魔術は個人が自力で開発したものと、能力(スキル)によって使えるものがある。今は能力(スキル)のことはよくわからないけど。

 ちなみにこの魔術は使える人は限られているようだ。


 そして、これらの魔術を組み合わせて強力な威力を発揮するのが、応用魔術。ネームセンスねえな。

 まあこれは説明するまでもないだろう。


 魔法のある世界に生まれたからには俺も使ってみたいな。何歳くらいから魔法って使えるんだろう。

 俺の将来の目標は、応用魔術を使いこなせるようになることだな。





 俺の種族は『小角族(こづのぞく)』である。この種族は亜人の一種で、『大角族(おおつのぞく)』という種族から分岐して誕生したらしい。

 文字通り額に生える小さめの角が特徴。本数は個体差があるが、基本1本か2本。俺に何本あるかは知らん。うちには鏡というものがないからな。ていうか、この世界全体にもないのかもしれない。だけど俺ら小角族にとってこの角にはあまり意味がないらしい。なんでや。


 一方大角族にとって角の大きさは自分の威厳と比例する。だから大角族は小角族を見下しているらしい。腹の立つ奴らだ。

 『亜人』と呼ばれる種族はかなりいるらしい。有名なのは獣人族や異形族。べつにこいつらの間に関係はないらしい。


 この世界には、主に人族、悪魔、天使、亜人、竜がおり、人族+天使対悪魔の戦争が起きたことがあるらしい。このときに人族の代表として勇敢に戦ったのが、『英雄』と『救世主』だったらしい。  名前は忘れた。


 この辺の話はよく分からないが有名な話のようだし、俺が喋れるようになったら母さんが寝る前にでもお話ししてくれるだろう。




 にしても、俺、楽しんでるな。


 前世での暮らしはあんなにもつまらなかったのに。

 一度死んだことで何か変わったんだろうか。


 まぁいいや、楽しいのはいいことだからな。


 そして、俺がこの世界に来てから丁度1年が経った。








 どんな魔法があるのか、まだ考えきれてない・・・


 救世主要素どこやねんって思うと思いますが、もうちょっとお待ち下さい。では、また次のお話で。

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