18話 テリア公国について
説明話なので主人公の出番なし。
1,テリア公国の成立
テリア公国は、廻暦428年にルザー王国*の貴族、ネヴァン=テーリアが興したと記録されている。彼は獣人族との戦争で活躍したため、当時の女王ローゼ2世から獣人族が住んでいた土地を領地として与えられた。これが国の原型だと言われている。彼はローゼ2世の後を継いだルヴェリア1世と対立したため自らの領地をテリア公国として独立した。王は当然これを認めず兵を派遣したが、エルザ王国**と手を結んだ公国側に敗北した。このためテリア公国の独立が認められた。公国は周辺にいた亜人族を支配下に置いていき、勢力を拡大させた。
2,ヨーズ戦争でのテリア公国
廻暦487年に起こったヨーズ戦争***でこの国は対ヨーズ連盟側で戦った。戦争初期にはブルーナの森の戦いを始め多くの戦いで勝利したが、489年頃から負け戦が続くようになった。当時の『公』エルバ=テーリアはこのままでは国が滅ぼされるだけだと考え、ヨーズ帝国に降伏した。連盟側で降伏しなかった国はすべて滅ぼされることとなったため、この判断は国を守った素晴らしいものだと言える。この降伏の際に領地の半分近くを失ったとはいえ、エルバは讃えられ、現在では湖の名前の語源になっている。
3,テリア公国の制度
テリア公国ではテーリア一族が世襲制で『公』を継ぐ。この国において『公』は王に相当する地位である。『公』は基本男児のみがなることができ、産まれたのが早いほど優先順位は高くなる。先代の『公』が死亡し、その跡継ぎが幼い場合は摂政が実質的に『公』の権力を手にする。
テーリア家以外の貴族は上から順に『ルーブ級』『アルグ級』『エメリア級』に分けられる。級ごとにつける役職が異なり、ルーブ級の者は摂政、アルグ級の者は大臣とそれに属する職に就くことができ、エンメル級の者は官僚として働く。大臣は貴族内での選挙によって決められる。5年に一度か大臣の死亡もしくは辞任のタイミングで行われる選挙は、『レヴィア』と呼ばれる。
4,テリア公国の地形
テリア公国はブルーナ、サーフィア、フィンド、ルース、バルア、そして首都テルミアをはじめとした様々な町・村で構成されている。
西側は平地だが、東側に行くにつれて標高が上がっていく。テルミアとバルアの間にはエルヴァン湖が広がり、夕暮れ時にそこに映る宮殿は『テリアの宝石』と呼ばれる。
*ルザー王国・・・廻暦269年〜492。現在のヨーズ帝国北東部の一部に当たる領地を持っていた。ヨーズ戦争で敗北し、滅亡。
**エルザ王国・・・テリア公国の北部にあったとされている王国。こちらもヨーズ戦争での敗北により滅亡。
***ヨーズ戦争・・・廻暦487〜492年。451年に成立して以来急激に勢力を拡大してきたヨーズ帝国と、それに対抗した対ヨーズ連盟の間での戦い。ヨーズ帝国の圧勝に終わり、連盟に属していた国はテリア公国以外全てが滅んだ。
参考文献:『世界図鑑 国家編』(イア=クリスタ著)
テリア公国編、開幕早々説明話!随時内容を追加していきます。後々地図を追加する予定です。
あともう少ししたらカクヨムの方でも連載を始める予定です。
気軽に評価とブクマしていってください。感想もぜひ!
では、また次のお話で。




