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しいなここみの交通エッセイ

省燃費運転について、再び

 省燃費運転には『ドイツ式』と『日本式』が存在します。

 ドイツ式はさっさと目的速度まで加速して、あとはふんわりアクセルで走るというもの、

 対して日本式は、なるべくゆっくりじっくりアクセルを踏んで、とにかく加速も減速も緩やかにするというもの。

 アウトバーンなどを走る時には(走ったことないけど)ドイツ式、信号が多くてストップ&ゴーの多い日本の都市部なんかでは日本式がいいと言えます。もう、名前の通りですね。



 前回、私は意図的にドイツ式の省燃費運転についてしか書きませんでした。

何故なら日本式は結構誰もが普通にやっているからです。


 また、実は、日本式は意外に難しくもあるからという理由からでもありました。


 今回はそのお話。




 前回、私は省燃費運転について、自転車に置き換えて考えて、漕いでいるのが楽な時に相当するような時に燃費は良くなり、漕ぐのがしんどい時に相当するような時に燃費は悪くなると書きました。


 しかし厳密に言えば、車と自転車は同じではありません。


 自転車はペダルを漕がなければ前に進みません(平坦な道の場合)が、ATの自動車は普通、アクセルから足を離していても前に進みます。


『クリープ走行』と呼ばれる状態ですね。


 このクリープ走行を停まる直前まで延々と続ける人は、普段見ていると意外に多いです。


 クリープ走行時は燃費は良い状態でしょうか?


 答えは逆です。クリープ走行時というのは車の燃費はとても悪くなっています。アイドリング状態の次にと言ってもいいのではないかと私は思っています。

 エンジンを使って重たい車体を前に進めている状態であるに関わらず、距離がちっとも稼げないからです。

 これよりはエンジンはブン回っているけれど、距離が稼げている高速走行のほうが、遥かに燃費のいい状態であると言えます。

 燃料の消費量はそちらのほうが比較にならないほど多いですが、そのぶん距離を走れるので、距離に対する燃料消費量で言えば、比較にならないほどクリープ走行状態のほうが燃費が悪いと言えるのです。


 自転車で例えるならそれは停まる直前までペダルを漕いでいるようなものです。ペダルを漕いで走っている状態を『慣性走行している』とは言いません。

 停まる時には早めに慣性の力だけで走っている状態に持ち込み、停止地点までエンジンなど使わずに辿り着きましょう。

 クリープ走行状態というのはエンジンで走っている状態です。慣性で走っている状態ではありません。


 ちなみにハイブリッド車の場合は除きます。所有したことがないのでよくはわかりませんが、あれは低速時には電気で走るので、この話とは関係がありません。

 ただ、後ろの車がレシプロエンジン車だったらクリープ走行させないように、なるべくスムーズに停止線まで進んでほしいとは思います。




 発進時についても、日本式は誤解されやすいです。


 なるべくゆっくりアクセルを踏むというのは、ダラダラとスタートしていつまでも加速しないのとは違うのです。


 目の前の信号が赤で、当分青に変わりそうにないとしても、ダラダラとそこまで行くよりは、早めに慣性走行に持ち込むとか、早めに停まってアイドリングストップするとかしたほうが、自分の車も、後続の車列も燃費は良くなります。


 また発進時のアクセルの踏み方ですが、急発進が最も燃費が悪くなるのは言うまでもありませんが、あまりにダラダラゆっくり踏み過ぎるのも考えものです。


 最初じんわりと踏み込んでから、加速し始めるまではそこでアクセルを踏む足をパーシャル(←使い方あってるか知らん)にして、スピードが乗って来たらそこから踏み増すのが最適なアクセルの踏み方だと私は思っています。


 前回書いたように、加速中というのは燃費の悪い状態なので、日本式でもなるべくさっさと済ませたほうがいいと言えます。ドイツ式とは違い、その加減が非常に難しいのですが……。



 お酒が入っているので乱雑な文章になっているように思いますが、ここまでにしたいと思います。ふふ。




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