表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
創作ログ クリエイト・オンライン  作者: 仲仁へび
第7章
62/68

第61話 決着の場へ



 時間は遡る。


 七日目。

 ユウの視線の先で、転移門の前に集まった者達を見回したジュリアが、最終確認の言葉を告げていた。


ジュリア「準備はできたの? これからジュリア達は一世一代に戦いに行くの。だからたっぷり気合を入れて欲しいの」


 ギルドリーダーの言葉に応えるものたちは皆、首を縦に振った。


 この期に及んでしり込みするような者達は、そもそもこの場に集まったりはしない。


 ユウ達も準備はすでにできていた。

 ギルドホームではエリザが暗号に取り組みながら帰りを待っているだろう。


 ジュリアはその場に集まった者達へ、声高らかに最後の言葉を告げていく。


ジュリア「残したい言葉とかあると思うの、交わしたい事も、確かめたい事も、でもそんな死亡フラグはあえて立てる必要ないの。ジュリア達に用意されたフラグは約束された勝利一つだけ!」


 実際デスゲームを進めた開発スタッフの狙いが、未帰還者の救出だった事から分かる様に、不測の事態が起きても即死亡などという事はなるはずがなかった。


 それはここに集まった者達なら分かてるだろう。

 だが、そんな野暮な事はユウは口に出さない。


 命がかかってようがかかってないが、かかってまいが、自分達のやってる事はこの数日間ずっと変わっていないのだから。


 その力があるから、自分にできる事をする。

 やってできたからここに立っている。

 これからも立ち続ける。

 シンプルにそれだけだ。


ジュリア「決意が固まったらやろーども、突撃なのーっ。ジュリア達は派手にぶちかましにいって、黒幕さんのお尻ぺんぺんしてやるの! やるのはたったそれだけなの!」


 締めの言葉にジュリアの仲間が威勢よく声を張り上げ、他の者達も追従する。


 アイドルを祭り上げる様なそれに近かった気もしないでもないが、これから行うのは生死を駆けた戦いではない。挑まれた一つのゲームに挑戦して、決着をつけるそれだ。


 多少浮ついていたとしても問題ないだろう。


 とにかく、彼等の士気は上がったようだ。


 歓声が収まった後、グラウェルの補佐であるサブウェイが号令を放ち、改めて決めてあった順番通りに転移門をくぐっていく。


 ソフィから教えてもらった決戦の地へいよいよ乗り込むのだ。


ウィーダ「よっしゃ、頑張ろうぜ!」

アルン「あったり前でしょ」


 仲間二人に視線をむければ彼等からはそんな反応。

 不足もなく、不安もないようだ。


 こちらも間違いなくベストの状況だ。


 やがてユウ達の番が来て、転移門をくぐっていく。


 これでこの一週間の戦いは決着がつく。

 多くのプレイヤーを巻き込んだデスゲームと、三年前に発生した未帰還者の事件の方がつくのだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ