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創作ログ クリエイト・オンライン  作者: 仲仁へび
第6章
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第57話 選抜メンバー



 食欲につられてしばらくの間は昼食の時間となったが、一時間ほどで食べ終えた後、話し合いが始まった。


 一連の話を打ち明けた際のそれぞれの反応は半信半疑の様だったが、ソフィのメールや、情報屋がコンタクトをとった外……(エリザの父親である開発スタッフ)からのメールの後押しもあって、信用されたようだった。


 ソフィの話でクロソフィの居所は分かっている。


 出そろった情報の整理をした後は、作戦を立てて、それに臨むメンバー選抜の話し合いとなった。


 重要人物認定されているユウとアルン、そしてとりあえずウィーダと「電光石火」のメンバー三人が真っ先に決まった後は、ジュリアやグラウェルの所のギルド。


 他、有力なスキルや能力を持つ、高レベルプレイヤー達の選抜。


 後は……。


 最後にそのメンバーに名乗りを上げたのはエリザだった。


エリザ「私もきっと何かのお役に立てるかもしれないんです。だから、連れて行ってください」


 作戦参加への強い意欲を見せる彼女だが、それに対する周囲の反応は鈍かった。


 代表して口を開くのは、参加の決まったギルドリーダーであるジュリアとグラウェル。


ジュリア「でも、おねーさんはレベルが低いからきっと危険だと思うの」

グラウェル「悪いことは言わねぇ、大人しく町で待ってるんだな」


 そうなるのも当然の事だろう。

 エリザはレベルもユウ達よりかなり低く、そして話を聞くに意識を失う前……三年前までは討伐系のクエストなどはあまり受けずに戦闘経験も少ないらしい。


 そんな彼女を、危険な場所に連れて行けばどうなるかは想像するまでもなく目に見えていた。


エリザ「でも、何もしないでいるのは嫌なんです」


 エリザは沈痛な面持ちでそう言うが、何もしない事が悪であるかどうかと言えば必ずしもそうではない。


 人にはそれぞれ役割というものがあって、その人にしかできない事があるのだから。


 ユウはその事がよく分かっていた。


 そこで口を開いたのはアルンだ。


アルン「参考までに聞きたいけど、自分のレベルの事は分かってるのよね。エリザはうちの馬鹿とは違って頭良いって思ってるから、そこは大丈夫だと思うけど……」


 背景で「おい」と突っ込みを入れているウィーダを無視して、彼女は続ける。

 じっとエリザの表情を見つめながら、真意を測ろうとする様に。


アルン「どうしてそんな事思ったの?」


 そのアルンの問いに、エリザは視線を店の外のある喧騒へと向けた。


エリザ「こんな事を言うのは変かもしれないけど、いいなと思ったからなんです」

アルン「?」


 その言葉に、疑問符を浮かべたのはアルンだけではないだろう。

 理解が及ばないのはユウも、そしてその場に居並ぶ他の面々も同じだった。



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