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創作ログ クリエイト・オンライン  作者: 仲仁へび
第3章
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第23話 剣術について



 三日目の朝。


 ユウ達高レベルプレイヤーは、本日から未帰還者の手がかりを求め、ジュリア等と分担してフィールドをまわる事になった。


 一応安全を最優先に考えた上で、初心者や中級プレイヤー達には町の中で待機するよう指示を出しているのだが、それがどれくらい守られるかは怪しい話だった。


 ライフが減らなくなったとは言え、絶対に死なないわけではない。

 抜け道や例外などは、まだまだある。


 早めに解決できなければ、そう遠くない日に一人目の犠牲者が出てもおかしくはなかった。


 とはいえ、危険がついてまわるのは初心者や中級車だけではない。


 高レベルプレイヤーといってもユウ達は人間だ

 何か活動すれば疲労からくる判断低下は避けられないだろうし、ちょっとした不注意を完璧に無くす事は出来ない。


 フィールドに出ていくのなら、彼ら以上に安全に気を配り、対策を怠らないようにするべきだろう。


ウィーダ「よぉ、相変わらずじーさんみたいに早起きだな」


 ギルドホームで目を覚ました後、外にでて考え事をしながら鍛錬をしていたユウにウィーダが声をかけてきた。


ウィーダ「眠くないのかよ。それとも夜更かしとかした事ないのか?」

ユウ「それなりにある」

ウィーダ「本当かぁ?」


 リアルで学生をやっていれば、試験勉強などで夜遅くまで起きている事は珍しくなかった。

 どれだけ要領よくこなしても、目標があればやる事は後から後から湧いて出てくるものだ。


 その場の流れと勢いで何となく生きているウィーダとは違って、明確な目標にそって人生設計を立てているので、暇みたいに言われるのは心外だった。


ウィーダ「いてっ、だから靴踏むなよ」


 踏まれる様な事を言うのがいけない。


 それからも、二、三言話した後にウィーダが横に並んで、武器を手にした。


 今どきはやらない剣士の修行というやつらしいが、地道な鍛錬の積み重ねはかなり馬鹿にできない。


 このゲームでは、みなプレイヤーは剣士として剣を振るって戦う事になるのだが、派手な剣技などは設定されていないからだ。


 プレイヤーは己の技術と、知識、または勘を頼りに剣を振るっていくことになるのだから、剣の扱いになれないものがモンスターの一体を楽に倒せるわけがなかった。


 かといって何もない所から、剣の扱いを学べと言われても一般人には無茶が過ぎるというものだ。

 元から剣の心得がある者……剣道などに携わっていたなどは、全体利用数の何分の一でしかないだろう。


 実際にこのオンラインゲームができた初期では、それが理由で中々利用者が伸びなかった時期もあったほどだ。


 だからその代わりに、初心者たちが剣に慣れ親しみやすくするために運営はある策を打ち出した。


 あらかじめシステムに設定しておいた剣術の軌道ラインを、敵モンスターエンカウント時に、プレイヤー個人の視界にだけ表示するというものだった。


 剣術の幅を広げる為には、その剣術に関わるクエストを受けるか、アイテムとして購入するかなどでやり方は色々あるが、そのシステムが反映されてからは格段に戦闘がしやすくなったらしい。


 中には軌道ラインなしで、独学で剣を極めてしまう者がいるが、やはりそれらは才能のなせる業で、きわめて少数派だった。



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