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創作ログ クリエイト・オンライン  作者: 仲仁へび
第2章
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第18話 新たな改ざん



アルン「ユウ様ー、お疲れさまですぅ」


 そこに、やってきてドリンクを差し出すのは知合いであるアルンだ。

 ユウたち高校生よりも年下で、中学生である彼女は、周囲の者達よりも混乱がすくなく見える。

 この仮想世界で出来た知り合いで、質の悪いPKに襲われていた時に助けたのが縁で知り合ったのだが、その時からなぜかなつかれるようになった。


アルン「お飲み物、要りますぅ?」

ユウ「いや、いい」


 そんな時に、ウィーダなら必要なくとも受け取って礼を言う所だが、ユウは生憎とそこまで人が良くないのでは率直に述べて断った。


アルン「そうですかー。じゃあじゃあ、隣にいてもいいですかぁ」

ユウ「構わない」

アルン「えへへ、ありがとうございますぅ」


 すげなくあしらわれる形になったにも関わらず、あまり答えた様子が見られないのは慣れているからだろう。

 アルンは嬉しそうに隣に立った。


 噴水の方では、女性達になつかれたウィーダが両脇から引っ張られて困っている。助けを求める視線を感じたが、無視した。


 そんなユウの視線の先に気づいたアルンが、一瞬で不機嫌になる。


アルン「知ってますー? あいつ、最近他の人達からハーレム野郎なんて言われて嫉妬されてるんですよぉ。あんな優柔不断なヘタレ、羨む所なんてないのに。男の人ってホント馬鹿ですよねぇ」

ユウ「……」

アルン「そんなだから、色魔とかありえない称号になるんですよ。選択肢がないはずのイベントで、NPCを天然で口説いてクエスト完了とか、はっきり言って意味不明すぎですし」

ユウ「……」

アルン「なんであんなのが良いのかなぁ。無駄に親切なもんだから、女の人に言い寄られてますけど、中身へっぽこですし、いまいち抜けてるって言うかぁ……」

ユウ「……」


 話のあいだ、ユウはシステム画面を眺めてメールやらを開き、情報を確認していた。

 だが、めぼしい情報は特になかった。

 ユウは画面を閉じて、一つ息を吐く。


アルン「あれ、もしかして怒っちゃいましたぁ? うるさかったですぅ?」

ユウ「気にしてない」


 それは本当だ。嘘ではない。アルンがウィーダの事をこき下ろすのは、いつもの事だからだ。

 身の回りが騒々しくなるのも日常の範囲内。


 とりあえず例の会議が始める前に、主要プレイヤーに伝えておく事が増えたので先にメンバーに述べて置く。


ユウ「システムを書き換えられたのは、四つだけだ」

アルン「あ、メールのチェックしてただけかと思ったら。さすがユウ様ですぅ。今までそんな事してたんですねぇ」

ユウ「それ以上は、防壁を張られて無理だった」

アルン「ライフが減らなくなっただけで、十分だって思ってるんですけど。そこで終わらないユウ様、とっても恰好良いですぅ」


 そんなアルンの賞賛の言葉はいつもの事なので、軽く聞き流しておいた。


 周囲を見回していると、人ごみに変化が起きた。

 集まったプレイヤー達が広場の入口へと視線を向けている。

 例の人物達がやってきたようだった。


 彼らが歩けば自然に人が左右に割れ、道が出来る。

 他のプレイヤー達とは明らかに、身に纏う空気が違っていた。

 それが人の上に立つ物なのだろう。


 この世界で有名であるプレイヤー達の姿が、到着した様だった。



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