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君に届け! 愛ある拳をカウンターに込めて!   作者: マメ太郎
借金を抱えた少年と格闘技
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プロローグ

 大勢の観客が見つめるその視線の先で、二人の女性格闘家が激しくぶつかり合うフィールド。

 お互いに持てる力を出し合っているが、一方の女性は表情一つ変えず冷静に試合を進めている。 


「はっ!」


 女の空気を切り裂くような打撃。

 

 否。


 それは比喩ではなく事実として空気を切り裂き、地面にまでその切り痕が刻み込まれる鋭い打撃。

 その攻撃に対して相手の女性は反応することが出来ず、まともにその一撃を顔面にもらい後方へと激しく吹き飛ばされ壁にめり込んで止まった。

 すぐさま審判が男の下に駆け寄り男の状態を確認するが女性は僅かに意識こそ保っていたが、無常にも体力ゲージは0となっていて審判は冷静に試合の判定を告げる。


『勝者 レッドアイ選手!』


 告げられた判定にそれを見ていた観客から物凄い歓声があがる。

 それに応えるように女は高々と手を突き上げて歓声に応える。

 

 鳴り止まない歓声に女を称える賞辞の声。

 

 Vスポーツ。


 VRビジョンと呼ばれる機械で、仮想現実を現実の世界にゲームのように再現して行われるゲーム型スポーツイベントは世界からそう呼ばれている。

 そして、そのVスポーツのプレイヤーはBLAZERと呼ばれ、加速した思考世界の住人であり、ファンタジーのようなVR空間で見せる普通のスポーツ競技とはまったく違ったプレイで世界中の多くのファンを魅了している。


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