~飴細工職人の詩~
珍しく、ファンタジー要素がありません。
どの色 飴にまぜましょう?
夜空の星 北斗七星の柄杓ですくって、飴にまぜようよ
何を 飴に混ぜましょう?
自分のやさしさを 夜空の星ひとつ分 入れようよ
何色の 飴を作ろうか?
だれかに思いを伝えるなら お月さまの 柔らかい色が良いですねぇ
どんな飴が いいのかな?
きれいな形をして キラキラ光る そんな飴がいいと思います
どの形の飴を 作ったらいいかな
師匠として残してあげられる 最高の飴細工を私はあなたに作ってあげたいから
私が師匠を負かしちゃうくらいの 最高の飴細工 作っちゃいますよ
それは楽しみだね 待ってますよ
バラの飴細工 作るわね
世界中のきれいなバラを集めたって 負けないくらいのきれいなものを
誰が見ても うっかり見惚れちゃうようなものを
朝日の下で眩しく輝いて 月夜の下で やわらかく光る飴を
北斗七星の飴細工 作りますね
本物にも負けないくらいの すっごいきれいなやつです
だれの目から見ても きれいだって思えるくらいのやつです
そして師匠が 「参った!」って言っちゃうくらいのものを
何時か旅立つあなたに 何を送りましょう
作品か 思い出か 色か 何か
何時か駆け出すあなたに 心を贈りましょう
私は魔法を使えないけれど 見守ることはできる
私はいやでも旅立たなければいけません
何を残せましょう 思い出を残しましょう
師匠に心を送りましょう 色を送りましょう
私は魔法使いじゃないけれど 思い出なら残せます
北斗七星の色を飴に込めましょう
何時か旅立つ日のために
願いを込めて 飴を作りましょう
これからも駆け抜ける 師匠のために
これからを生きる あなたのために 私は北斗七星に願いましょう
これからも駆ける あなたのために 私は華を作りましょう
息抜きに書いた、なんてことのないただの詩です。
ただ、もうそろそろ卒業式とかですから、残りの時間を先輩と精一杯楽しむ
後輩の様子を、師匠と弟子、に当てはめてみました。
これは、私の完全サイドストーリーですから、今までの作品とは一切の関係もありません。
くだらない小説を見ていただき、ありがとうございます