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3王を殺した男の葛藤

シルフィアにとあるダンジョンで王国の秘宝を守っている男に合うように言われダンジョンに行く準備をするためシルフィアの家の倉庫に向かった。そこには剣や杖色々なものがあった。シルフィアの話ではそのダンジョンは魔物と呼ばれるモンスターが出るとのことしかし俺は剣も魔法も使い方を知らない。そんな場所にこの世界に来たばかりの俺たちで向かって大丈夫なのか聞いてみるとそのダンジョンにはシルフィアも同行するとのことだったそれに湊や綾乃は魔法や剣を扱えるとのことだった。実は湊の家の地下室には魔法で結界を張った訓練場がありもしもの時のために訓練をしていたらしい。なので鎧と護身用に短剣だけ借りてダンジョンに向かうことにした。

湊はフルアーマの鎧に剣を身につけていたその鎧と剣には龍に乗る騎士の紋章があったその紋章には見覚えがあった。幼い頃から身につけていたペンダントに書かれたものと同じだった。今もそのペンダントを首から下げていた。シルフィアに聞くと前の王国の紋章でこの装備は騎士団長湊の父の残したものらしい今の国王は王に就任した際歴史のある紋章をやめ新しい紋章に変えたらしい今の王国の紋章は王冠を被った男が龍に剣を突きつけているものだった。綾乃は金属製の杖を持っていた。その杖の先には五種類の石が着いていた。出発の準備ができた時シルフィアが右手を前に突き出し「ゲート」というと目の前に木製の門が突如出現したシルフィアはその門を開けると中は洞窟の中のような感じがした。ここはダンジョンの中だと感じそのまま進んだ中には緑色の二足歩行のモンスター数体いた。湊は剣を抜きそのモンスター一体の首を切り綾乃は手の持った杖をかざし「ウィンドカッター」と言ったあとモンスターの首を切った。何が起きたか分からず聞いてみると風魔法で風の刃を飛ばすものだった。そのモンスターはゴブリンという魔物らしくなりたての冒険者でも倒すことが可能な弱いモンスターとのことだったその後も先を進んでいるとでてくるのはゴブリンだけだった。その後どのくらい時間が経ったのか分からないがそのまま進んでいると目の前に大きな門が見えた。きっとあそこに目的の人物がいるのだろうと思い門に近づこうとした時その門の前に一人の男がいた。その男の着ている鎧はボロボロになっていて腰に刺している剣も刃こぼれしていた。その男はこちらの存在に気がつき剣を構え臨戦体制に入った。

「おいそこに誰かいるだろ出てこい。また王国の奴らか?何度来てもここを通すわけにはいかないここを死守することは過去の過ちの贖罪なんだ。ここを通りたければ俺を殺して行け。」

そう男が叫ぶとシルフィアが先に男の前に出た。

「久しぶりだな。お前ほどの男がここまでボロボロになるとは珍しいなちょっと待ってろ」

そういうとシルフィアは「エクストラヒール」と言った後そのボロボロに傷ついた男の傷は回復していた。

「シルフィア殿か少し強敵がいたのですが全て倒しました。シルフィア殿がここに来るのは珍しいですね何かありましたか」

雄二ゆうじよ其方はもうここを守らなくていいですよ。今までここを死守してくれて助かりました。龍司この方は我々の味方です出てきていいですよ。」

シルフィアの言葉を聞いて湊達とその男の前に出て行った。俺たちの姿を見た雄二と呼ばれた男は涙を流しながら謝罪をしてきた。

「あなた様が龍司様ですか。私の名前は雄二お気づきだと思いますが私は日本人です。そしてあなた様の父上を殺した勇者は私なのです。」

雄二と呼ばれた男は突然元国王である父を殺したのは自分だと言った時、湊は剣を抜き綾乃は杖を構えた、それを慌てて止めた。この男を見ていると何も理由がないのにこんなことをするように思えなかったそれにシルフィアが仲間と呼んだ男だとりあえず話を聞いてみることにした。

「私は現国王によってこの世界に召喚されました。その時元国王は人種のみを優遇し他の種族を冷遇しているこの国を救うために王を討つために協力してくれと頼まれ王を討たないと元の世界に戻れないと言われそれに協力することにしました。私はこの世界に召喚された時、全属性魔法と剣聖それにアンチ魔法というスキルを得ました。そのスキルを使い前国王を倒すことに成功したあとその後を継いだ国王に地下牢に幽閉され前王の殺害の罪で処刑されそうになった際に全て教えてくたのです。前国王は民から慕われる心優しき王だったことその王から王位を奪いたか王の弟は騎士団長や賢者様が強すぎて自分達では倒せないと思い異世界から呼んだものに王を討たせてその者を王を殺した犯人として民衆の前で処刑することで民衆の賛同を獲る作戦だったを知りました。私は自分のしてしまったことを後悔しそのまま処刑されることを望みました。しかし処刑の直前にシルフィア様に助けられたのです。その時王には息子がいて、危険を避けるため私が元いた世界に逃したことを聞いた。俺の過ちで何の罪もない国王を殺してしまったことやその子供を見知らぬ場所に追いやってしまった事の罪悪感で頭が真っ白になったそんな時にシルフィアが提案してきたのです。もし王太子である龍司様が戻ってきた場合龍司様の味方になって欲しいとその言葉に私は救われました。そのため私はここのことを聞いてここを守ることにしたのです。

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