これって対象年齢15歳以上だよね?よね?
ボス部屋に入る。
ボスらしき姿は見られない。
壁から触手が襲ってくる。
短剣で切り落とす。
さっきから触手ばっかりが襲ってくる。もしかしてトラップ部屋だったか?でも扉はここしか無かった。何だろう頭がぼーってしてきた。この状況は非常にマズイ。
襲ってきた触手を捌く。が、タイミングをズラして襲ってきた触手の対処が遅れた。
「お"っ?!」
触手が腹を殴る。だが、不思議と痛みは無い。替わりに何かが…。ってマズイマズイマズイ。
早く本体を見つけないと。
さっきから触手がイヤらしく動く。一回不覚を取ったものの対処は出来るようになった。とはいえど、さっきから何かがおかしい。頭はぼーってしてるし、何か呼吸が粗くなってきたし、感覚がおかしいし。
襲ってきた触手を避ける、が、ワンテンポ遅れた。
「?!?!」
乳に擦れた、何かが異常に感じる。
ことの時を待ってましたといわんばかりに触手が四方八方から襲って来る。
捌ききれず、足首を掴まれた。だが足に気を取られたのがいけなかった。
最終的に四肢を掴まれる。
空中で大の字にさせられる。
「お"っ?!お"っ?!お"ぅっ?!♡」
これまでの仕返しと、いわんばかりに腹を殴ってくる。主に下腹部を。ダメだ何か癖になお"っ♡
非常にマズイ。
そういえば何処ぞの処刑人を真似て糸を使ってたわ。それで、その糸を自分の腕に括り付けてる。
「導力:糸、聖典:糸そお"っ♡」
詠唱を遮られる。今までノリで言ってたけど別にスキルは念じれば使える。でも、聖典は詠唱しないと使えない。
「もう一回いぃぃ」
今度は腕に、ふくらはぎに巻き付いてくる。何となくどうして今の状況になってるかは予想は付くが、この状況を脱しないと行けない。
聖典の力を糸を通じて使えないか?
「っ、導力:糸、聖典:種火」
聖典から種火が吐き出される。だがすぐ消える。しかし収穫はあった。聖典を使えた事。そして、拘束が緩んだ事。
利き手を無理矢理外し、短剣を取り出す。そして反対側の触手を切り落とす。反対側の手が解放されたのは良いものの、バランスを崩して、脚を掴まれたまま宙吊りになる。
触手が復帰したらしい。
触手が首に巻き付く。そして、脚から触手が離れる。意味が分からない。
触手が首を締めてくる。巻き付いてくる触手を切ろうとするが、この空間の空気を吸い過ぎた。頭も動かないし、力が入らないし、感覚もおかしいし、身体が熱い。
あたまがぼーってする。しかいがかすむ。くるしい。くるしいのにきもちいい。からだがおかしい。ちからがはいらない。しょくしゅがまたまきついてきた。ていこうできない。したがみえない。
またをつついてくる。おしりのあいだをまさぐってくる。むねのさきっぽをいじめてくる。ていこう…しないと…。
「どっせい!!」
なんのおと?
「Oh…じゃない!本体に何しとんじゃワレェ!」
ゆうか、きた?
「そこは私のポジションじゃい!!」
なにいってんだこいつ。
「右腕部、左腕部消毒形態換装完了!」
は?
「汚物は消毒だぁ!」
しょくしゅがもえていく。
あつい。
あつい。
あつい、熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い!!!
「本体ごと燃やす気かオメー!」
「あっおかえりー」
変なのはまだ残ってるが、とりあえずは持ち直せた。
部屋の中心に核らしき物が現れる。
アレを叩けば良さそうだ。
「よくもやってくれたなァ」
谷間からいつぞやの剣を出す。刺したら即死のあの剣だ。
その剣を、刺す。
部屋が揺れる。触手が暴れる。
「ホラァ、もッと苦しめェ」
核にヒビが入る。部屋が暴れる。ヒビが大きくなる。
そして、割れる。
『レベルが20に、上がりました。婬樹木を撃破した事により、スキル“空間掌握”、“触手”を入手しました。撃破ボーナス“婬樹木の苗”を入手しました』
思いついたから書いた反省も後悔もしていない