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触れられない恋の終わり方

作者: 一ノ瀬 いおり

好きだからこそ距離を取るって大事ですよね。

でも触れてしまいたい。

そんな想いを募らせる一方でその想いを伝えられない。

それはそれでいい思い出になるものです。

それは儚くも美しいものなのだろう

一度だけでも触れてしまいたい

繊細な君に一度でも触れてしまえば

きっと君は壊れてしまうだろう

それは分かりきっているはずなのに

君に一度でも触れてしまいたい

 

ふと横を見ると

授業中の問題に真剣な眼差しの君の姿が

ふと横を見ると

眠気に負けて眠ってしまった 君の姿が

 

ふと前を見ると

試合に勝って小さく喜んでいる君の姿が

ふと前を見ると

思うように行かずに悩んでいる君の姿が


ふと後ろを見ると

一人で寂しく下校しようとする君の姿が

ふと後ろを見ると

スマホばっかで下を向いている君の姿が


こんなに見ているのにも関わらず

君に触れることができる日は来ないのだろう

こんなにも想いを寄せているのに

君はきっとこの想いに気がつかないのだろう


「好きだ」と言ってしまいたい

今の関係が崩れて悪化してしまうかもしれない

「好きだ」と言ってしまいたい

今の関係が崩れて君と付き合えるかもしれない


この「恋」をどうやって終わらせよう

この手を伸ばせば触れられるのに


特に高校生の時期に多いのではないでしょうか。

恋愛初心者の多いこの時期に恋の予感。

甘酸っぱいこの想い。

いつの時代もこの想いはやってくるものですね。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

皆様にも良い春が訪れますように。

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