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未来へ託す力

『レイス!レイス!!』



レイスが目を開けたとき、世界は停止していた。イデアに襲われそうになりつい目を閉じたレイスだったが、目の前で微動だにしない【魔王】イデアの姿と、その隣にセイメイの姿があった。



『安心してレイス。私の力で世界の時を一時的に止めているわ。暫くは大丈夫なはずよ』



優しく話しかける声とは裏腹に、セイメイの身体は薄くなり始めていた。自分の魂と融合しているレイスはその理由が直ぐに分かった。



「セイメイ様……私の代わりに《無限円舞曲(エンドレスワルツ)》を……」



魂の融合は確かに《無限円舞曲(エンドレスワルツ)》に対抗出来る手段だが、それはあくまで融合して別人なることで回避されることで、レイスとセイメイが両立している現段階では不完全なのだ。



『よいのですレイス。私は最後の最期で貴方に全てを託します。私達全ての力を』



するとセイメイの周りに5人の亡霊が浮かび上がる。それをみたレイスは目を大きく見開き、驚きを隠せなかった。王族として歴代の王を学んでいたレイスは直ぐに何者なのか気付いたのだ。



『レイスよ。私の本当の力を貴方に授けるわ。これは私の旦那……瀬戸瑠依でも再現出来なかった物よ♪さぁ…手を伸ばして。』



手を伸ばしたレイスにセイメイと5人の亡霊の手が重なり、眩い光と共にレイスの頭の中に様々な記憶が流れ込んでくる。セイメイは魂を融合した時からレイスに記憶の制限を掛けていたのだ。


既に《無限円舞曲(エンドレスワルツ)》で満身創痍だったレイスには耐えられなかったからだ。



レイスは全ての記憶を読み取り、自分の本当の能力を初めて理解することが出来た。もしセイメイが記憶を制限していなければ自分は変われなかっただろうと。そして何故、この短期間で強くなれたのかも合点がいった。



レイスは再び【魔王】イデアに身体を向ける。さっきまでの震えはもうなかった。



徐々に時間が流れていく……動き出した世界の流れに合わせて【魔王】イデアが襲いかかる。レイスは小さく口を開いた。



「全ては私の思いのままに《全知全能(オールマイティー)》」

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