手の平の上
最近更新が遅れてすみません……
とりあえず今回で二章完結です。
国家資格の勉強と仕事が忙しい……
「ぐぎゃぁぁぁ!?」
突然ライトの身体が炎に包まれた。無毒食虫植物がレイスに焼尽くされた影響が、本体であるライトにきたのだ。
「ば、馬鹿な!?完全体の無毒食虫植物を倒すだと!?俺たちが倒すのに1ヶ月掛かったのに……」
【ライトニングパープル】時代に一度だけ戦った事があったが、セイルとエディ以外のメンバーは今のレイスの半分も満たないレベルだったこともあり、討伐するのに1ヶ月掛かったのだ。
「冥土の土産に教えてあげるよライトおじさん。レイスは魔王の呪いを克服した影響で本来は目覚めなかった潜在能力が開花したんだ。よく考えてみろよ?何故魔王はレイスに最上位の呪いをかけたのか?何故レイスだけなのかを?」
「!!!!!」
ライトは崩れ落ちていく肉体を維持しながらセイルの話に思考をめぐらす。確かに魔王が直接手を下したのはレイスだけだった。魔王は恐れていたのは俺達ではなくただの王女だったのだと。
「それにしてもライトおじさんが敵対してくれて良かったよ。こうしてレイスが活躍出来る事を起こしてくれて♪あの時わざと見逃して良かったよ?」
ハッ……とみるみる内に青ざめていくライトは全て手のひらの上で踊らされていたことがわかった。よく考えれば未来が見えるエディから事前に聞いていれば対策可能なのだ。
「お、俺は今までずっと何のために……」
「それは魔王を倒してもらうためだよ?それが僕の目的だっからね?」
正直にいえば単身で魔王を倒せることは簡単だったのだが、レイスを助けた時に思ったのだ。魔王がいなくなれば世界は平和になり、レイスが活躍する機会が減ってしまうのだと。強い相手を事前に用意してレイスがそれを倒せば活躍出来ると。
「お、お前は最初から……お、れ……たちを…り……よう」
『もう喋らなくていいゴミ』
セイルが人差し指でライトの額を軽く押し当てると、ライトは塵になりながら完全に消滅した。
「もう彼女は絶対死なせない。そうだろ《案内人》?」
『あぁ。私は今度こそ彼女を護り抜いて見せます。セイル』




