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ライトの過去①

今から8年前。


魔王が誕生し、グラスディアの王女レイスが魔王の呪術にかかったと全世界に公表された。


人々の不安を無くすため、各種族の代表の国王と最強の冒険者達による【魔王対策会議】が行われた。


ライトはギルドマスターに就任したばかりだったが、当時獣人最強の冒険者だったこともあり、【魔王対策会議】に参加していた。


ライトは話し半分に各種族の面々を確認していた。


(十中八九おれは駆り出されるだろうな。大体のメンバーは把握しているが、人間代表にいるあのガキは何だ?)


ライトはある1人の少年に違和感を感じていた。



・・・・・・



話はスムーズに進み、各種族の代表一名づつでパーティーを作り、魔王を討伐するという方針に決まった。勿論ライトも選ばれたが、人間の代表には2名選ばれていた。


1人は《未来眼》エディ。現代最強と名高いSランク冒険者だ。選ばれて当然の人物である。


もう1人はセイル。公表はされていないが、王女レイスにかけられま呪術を解呪したらしい。


各種族達はそれぞれ一名選出しているのに何故2名なのかと抗議の声が上がるが、エディの一言で静まり返る。


「皆さん!セイルとあなた方の代表とで今ここで模擬戦を行いましょうか。出来るねセイル?」


こくこく。


セイルが頷くと同時に王族を除いた全ての冒険者が各々の武器を手に取るが、ライトだけは何もせずただセイルから目を離していた。


次の瞬間にはライト以外の冒険者達は事切れた様に倒れこんだ。ライトは《直感》でセイルの目をみてはいけないと感じとり、何とか対処できた。


それでも身体中から汗を流し、意識を保つので精一杯だった。


(あのガキ……とんでもないヤツだぜ。もしヤツが魔王だと言われれば信じられるわ。エディの野郎……知っててやりやがったな)


ライトは考え事をしていたが、不意に周りの視線を感じる。最初は何が何だか分からなかったが、隣にいた獣王フェルトが耳打ちした。


「ライト……漏らしてるぞ…」


この時、セイルへの復讐を決めたのだった。

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