助っ人
レイスは一瞬迷ったが、剣に炎を纏わせ左足に近づける。ラフレシアのみを燃やしながら手際よく処理を進めていく。
絡み付いていたラフレシアのつるを燃やし尽くすと、思わずその場にへたりこむ。実戦馴れしていないレイスにとって、ラフレシアはかつてない強敵だった。
(思ってたより体力の消耗が激しい……何とかセイルが来るまで堪えないと!)
息を整えて立ち上がる。《案内人》に教えられた事を思いだしながら、剣を構える。
「どんな生物にも必ず核となる部分があるはず……そこに全力を叩き込む!!」
精神統一したレイスはラフレシア全体に意識を集中する。するとラフレシアの根の部分に、1人の人間に繋がっているのが感じとれた。
かつてない程のプレッシャーがレイスになだれ込み、思わず意識をそらす。あのまま続けていれば確実に死んでいただろう。
そんな時に脳内にセイルの声が響き渡る。
「レイス。何とかして花を切断してくれ。根っこにいるヤツは俺が殺る。その為にはラフレシアを弱体化させるしかない。」
『レイス様。助っ人を送りましたので、力を合わせてください。御武運を。』
「あ、あのちょっと!!」
レイスが返答する間もなく一方的に切られる。ただセイルと《案内人》に信頼されたという事実は、今のレイスに十分な活力になった。
「ところで助っ人って誰だろう?ライトさんかな~……セイルの事だからやっぱり化けもn」
「「化け物で悪かったわね小娘!!」
振り返ると四大聖獣の不死鳥と目があった。レイスは前に向き直すが、もう一度振り返る。
「「全く……セイルに呼ばれてみれば小娘の手伝いとはのぉ~……さぁ小娘よ。我と合体せよ」」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
レイスは絶叫と共に改めてセイルの凄さを感じるのであった。




