沖縄で出会う同級生
疲れた
次の日、今度は瞬間移動で沖縄に来た。ユノが海を見てはしゃいでる。あっちにも海はあるけどユノは見たことがなかったようだ。もう秋だから泳ぐには遅かったかな。もう少し早く来てればユノと海遊びが出来たんだがな。夏に時間を戻すか?転生前には戻れないが転生後なら何時にでも戻せる。まっ、しないけど。発動まで二十秒もかかるからめんどいしね。
僕が今回沖縄に来た理由は修学旅行に行けなかったからだ。前世では高校二年の夏休みに死んだので秋にあった修学旅行には行けないのだ。ん?そういえば今秋だな…まさか、な。
「ユノ、ソーキそばでも食べるか」
「そーきそば?」
砂浜で2m級の砂製の魔王城レプリカを作ってるユノに言う。でかっ…インスタにでもアップするか?いいね沢山貰えそうだ。
沖縄に来たらソーキそばでしょ。作者はハズレ店を引きまずいソーキそばを食べたようだが、僕には力がある。それを使えば美味いソーキそばの店を見つけるなど容易いことだ。
という訳で砂製魔王城レプリカを壊す…のはユノが可哀想だから、リアル魔王城に送ってから美味いソーキそばの店に来た訳だが…
「はぁ美味いなソーキ」
「そだね、ソーキ美味いね」
「うめぇなソーキ」
「美味しいソーキだね」
ソーキソーキ煩いぞ。あとソーキだけだとただの豚の骨付きあばら肉の事になるぞ。
「慎也も…食べたかっただろうな」
「馬鹿!アイツの話は…」
「わ、わりぃ…」
「慎也くん…」
「鮎君…」
いきなりしんみりしたな。なんか悪いな僕のせいで。それにしてもほんとに居るとはな。まさか『まさか、な』でフラグになるとは思わなかったよ。
彼等は僕の同級生だ。
「まっあいつの分まで俺達が食ってやるか」
大丈夫だ、僕も今食べてる。こいつが夢野斉。幼馴染で一番の親友。こいつに会えたのは正直嬉しい。
「そうだよね!」
この子が夢野琴葉。斉の双子の妹で同じく幼馴染。よく一緒に遊んだっけ。けど何時からかあまり話さなくなったな。なんか避けられてたようだけど、嫌われたのかと思ったが、この感じを見る限り違ったのかな?
「よし!おばちゃんおかわり!」
お前もうそれ3杯目だぞ。僕の分超えてるぞ。三原悠二。中学の時斉の紹介で出会った。野球部のエースで確か夏の甲子園にピッチャーとして出てたはず。将来プロ入りを期待されてる男。明るくて人当たりがよく、クラスの人望が厚かった。それとイケメン。
「私もおか…わ、り!」
今一瞬お腹見たな。体重気にしてるなら無理に食う必要は無いぞ。僕は自分の分食べてるしな。彼女は降谷雪乃。悠二の彼女として出会ってよく話すようになった。かなりの美女で悠二のイケメンフェイスもあり美男美女カップルとしてよく騒がれていた。
他の同級生にはまだしも、まさか親交の深かったこいつ等に会うとは思わなかった。そういや何時もは斉の彼女もいたはずだがどうしたんだ?別班か?…【世界図書館】………ふむ、触れないでやるか。
さてここで質問だが、僕は彼等に鮎川慎也だと気付かれるだろうか?答えは…
「さっ行くか」
「うん」
「ああ」
「ええ」
彼等が店を出ていく。そう気付かれない。この店に入り一度琴葉と目が合ってるけどそれでも気付かれなかった。当然だ。僕は鮎川慎也の姿をしてないのだから。こっちに来る際、鮎川の姿でいいかと思ったが、知り合い対策はしておいた方がいいとログマに言われたので魔王の姿を元に人間体になった。それからユノの父親設定に問題がない様に歳も三十前半位にしてある。これならバレることは無い。ただ一つ問題があるなら、
「ねぇ、あのスーツの人めっちゃイケメンじゃない!」
「うわっマジイケメンすぎっしょ!あの子娘かな?めっちゃ可愛くね!」
これだ。魔王ベースの顔がイケメンすぎて周りに注目されるのだ。それにユノもこっちの基準で考えればかなりの美少女の部類に入る。そんな二人だ。嫌でも目立つ。ホントに困った。
「ユノ行くか」
「うん!」
ソーキそばを食べ終わり、僕達は店を出た。意外と安かったな。また来よ。
疲るた




