表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/24

【前書き】 「その1 あなたは間違わない」(1)

ほんとは前書きのつもりじゃなかったのだけど……。やっぱり、これ、単なる前書きだわ~。ということで、よっぽど熱帯魚飼育好きの方以外、「その2 孤独な部屋で佇む」からお読みいただければと思います。

よろしくお願いします!

誤ってる熱帯魚飼育法はないかも知れんが、熱帯魚飼育に対する誤った考え方が結構な悲劇を生み出してる気がする。


それが、私がこの物語で言いたいことである。

それだけだ。



というか、物語ってのも可笑しいか?こういうのはエッセイとかいうんだろか?はたまた解説本?それとも単なるボヤキか独りよがりか?

まぁ、なんでもいいのかな?


さて、今は深夜2時。

私は、それはそれは重い重~いアプリケーションをマイ・スマホにDLしているのだが、そんな暇潰しに、ふと、この筆を執ったのである。

てゆっか、スマホでタイプし始めたのである。



というのも、私の友人の一人が新たに熱帯魚飼育を始めるというので、そのイロハやらホヘトやらを聞かれておりまして……。ウンチクをアレコレしゃべってるうちに、「ちと文章にまとめとくか、これ?」なんて思ったのだ。

というのも、私は、かな~り小さいクソガキの時分から、コムシから爬虫類・獣までいろ~んな生き物を飼い続け(といっても、一般的な種類ばっかだけど)、特に熱帯魚を中心に、もう×××年も飼育人生を続けてきてるため、この手のトピックではちょっとした頼れる人物……、ぃゃ、もはや権威、ぃゃ、神と言っても過言でないレジェンドとなっているのだ。



もちろん嘘だ。



自慢できるような飼育技術があるわけでもなんでもないっす、本当にすみませんでした。



でもま、これまで、リアル“生き物係”の歴任はもちろんのこと、学生時代は生物部キャプテンを務め上げ、水産学部やら獣医やらにまでは全然至らなかったものの、その後もそれなりに生き物飼育を続けて来たので……。

生ブラインシュリンプを沸かして(初心者の方は知らんでOK♪とにかく結構めんどい作業のこと)アピストやらなんやらのブリードしたり、

卵メやらエビやらを(勝手に)殖やし、

複数種の自家生き餌牧場を営み、

器具発展の歴史とともに様々なシステムのフィルターやらに挑戦し、

月刊アクアライフを定期的に愛読し、

休日平日を問わずアクアショップに通う……。


そんなわけで、一応は胸を張って「趣味は熱帯魚飼育です!」と言い切れるだけのことはあるかと思っております(偉そうでほんとにすみません……)。



さて。

何故、アクアリウムを始める友人に「そんなもん、そこらの熱帯魚本でも読んどきゃ、バカでも猿でも爬虫類でも、熱帯魚なんて飼えるぜよ」とか言わないのかというと、熱帯魚飼育本とかネットとかで一般的に書かれていることの多くに、私自身、日頃から言葉にし難い違和感を感じているからだ。


いつも思うのよ、「もっともらしく書いてるけど、実際は『文句を言われないための理想論』であって、こんなん、現実にはそぐわんちゃね~」って。

なんか、イメージ的には、「公道では、絶対に法定速度以上出しちゃダメよ!」とか、「車はベンツ以上しか認めない」とか、「必ず毎日、お風呂に入らないと不潔!」とか(これは普通か!?キャ~ッ!!)、そんなん言われてるみたいな希ガス。


つーか、やり過ぎ~とか、そこまでやれれば世話ねぇぜ~とか、十分条件過ぎるやろ~とかのレベルを超えて、かえって、「そんなことしたら、メリットを通り越してマイナスになっちゃうよ~!」なり「ぃゃ、ベンツなんて買ったら、ウチの車庫に全然入んないんですけど……」的なことにさえなりかねんよーな記述が、本にもネットにも、真しやかに(あたかも、いつでも誰にでも当てはまるかのように)罷り通っていると感じざるを得ない。



もちろん、そういった本やネットに記載されてる飼育法が間違ってるとゆーわけではない。

理論的にも、実際的にも、しっかりと正しい結論を示していると思う。

それに、そもそも飼育法に絶対なんてものはない(とゆー言葉で逃げさせてくだせ~)。



だが、他方で、そんな記載を無条件にそのまんま信じ込んだアクアリストの卵たちが、「それらの記載が指し示す(シニカルに言えば、まさに理想像の)ゴール」に辿り着くことが出来ないまま、道半ばにして挫折し、最後は「(熱帯魚版)育児放棄」やら「苔まみれブラックボックス(@弟切草←分かる?)」やら「かあちゃんに世話させっぱ」やら。

最悪の場合は「自然河川放流」とかに至ってしまうケースもあるとかで、とても痛ましい。


中途半端ながら、この趣味を愛するものとして、そのような悲劇をこの地球上から……というのは早稲田過ぎ……、ぃゃ、壮大過ぎるやもしれんが、せめてこの日本から少しでも減らすことが出来れば!と思い。

私の友人にはもちろんのこと、より多くのアクアリストの卵たちにお伝えしたいと思い。

私は、この物語を書き始めた次第です。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ