ゴノハナシ ギルド登録と称号
サンノハナシでの主人公の年齢を12→17に訂正しました
城から出て街に入ると、辺りは喧騒に包まれた。
まずは、この世界には有るらしい、冒険者ギルドに行ってみるか。と、思い立ち、道行く人々に道を聞きながらギルドまで行ってみると、そこはかなり大きな建物で、裏には訓練場もあるようだ。
中に入ると、意外と綺麗で清潔感のある内装である。俺はそのまま受付へと直行し、
「すまない。冒険者登録したいんだが」
「分かりました、ではこちらの方に名前と必要事項をご記入ください」
驚くほどの早さと笑顔だった。
とりあえず記入していこう。
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名前:リュウジ・ツルギヤマ
年齢:17
出身地:
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えらく簡単だ。まぁ楽だけど。
「ご記入くださいましたらその紙に血をつけてください」
そう言われて差し出された針を親指に刺し、血を紙につけると、紙が鈍く光り出し青いカードとなった。
「これで登録は終了です。ギルドでの決まり事などは頭にインプットされているはずなので、そちらをご確認ください。早速に依頼を受けられますか?」
どちらかというと、今は宿を確保しておきたいし、ステータスももう一度見たい。
「いや、今日ここに来たばかりだから、宿を探しておきたいんだ」
「では、ギルドを出て左に行ったところにある『竜酒の杯』という宿がいいと思いますよ」
「そうか、ありがとう」
俺は親切な受付嬢に礼を残してギルドを後にした。
『竜酒の杯』
そう書かれた大きな看板には、ポップな絵の竜が杯を持ってウインクしていた。
そんな宿屋は酒場でもあるらしく、まだ日が昇っているというのに大きな喧騒が聞こえていた。
俺が宿屋にはいると、
「食事ですか?宿泊ですか?」
元気な少女が声をかけてきた。
「一週間は泊まりたいんだがいくらする?」
「1日で銀貨3枚なので、一週間だと白金貨2枚と銀貨1枚になります。食事は朝と夜の2回です」
俺が金を払うと彼女は奥に走って行って鍵を取ってきて、部屋の場所を教えてくれた。
部屋は、椅子と机とベットしか無いが、綺麗に清掃されているところだった。
ふぅ、と一息ついて、ステータスの確認をする事にした。
リュウジ・ツルギヤマ 17才
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HP100/100 Le.1
力:50
守:50
速:75
魔:50 MP50/50
ースキルー
①死魂奪者Le.1
②レベルリセットLe.ー
ー称号ー
巻き込まれたバグ
旅に恵まれた者★
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やはり勇者たちに比べてかなり低いな。まぁしかたがないか。
ん?『称号』の『旅に恵まれた者』に★がついている。不思議に思って『旅に恵まれた者』に触れてみると、窓が一瞬輝き、もう一度見ると、窓の内容は一変していた。