第一章 運命、第二章 黒幕、第三章 勝負
主人公
新島翔子
島田るる
坂本紬
雛野小町
愛野麻友
プロローグ
私には友達という者がいてそうでない者がいる。
それでも、私はまっすぐ生きる。
戦って、戦いまくる。
敵は一人じゃない。
世界にいる敵たちよ。
かかってくるが良い。
いつか後悔するぞ。
自分達が知らない世界へようこそ。
黒幕はこの中に…?
一体誰だ?
この世界を操っているのは誰だ!
ここで全て解き明かされる。
真実は一つ。
第一章 運命
あなたは運命の再会を信じますか?
再会した人がもし大切な人ならあなたは命にかえてもその人を助けますか?
「運命?」
るるは、翔子に聞いてみた。
運命とはどの地点で運命と呼ぶのかを。
翔子は昔から本を読むのが大好き。
そして、その言葉を聞いた時、本を閉じた。
「それはね、るる。運命は真剣に愛してる人を見つめ、一回は離れ離れになり、だけどまた会ってしまったことを言うのよ。」
るるは驚いた。
「なるほど。」
と思った。
自分にない演技力を持ってる、翔子が羨ましかったので思わずるるは、
「翔子は羨ましいよ。頭が良くて。」
と言ってしまった。
「そんな事ないわよ。私は逆にるるみたいな子になりたいな。元気でいつも明るくて素直な子。」
と翔子が言ってくれたので、るるは嬉しそうにニヤリと笑った。
その時、黒団は…。
「リーダー、俺より強い人見つけました。」
「誰だ、そいつは?」
と目を光らせてリーダーが言うと、
「リーダー、驚きです。それが相手は女なんすよ。」
「な、な、なんだと?女だって!?」
リーダーは驚いた。
まさか、女だなんて。
「左様です。」
「どこにいるんだ。そいつは!」
「秋葉原っちゅー所にいるらしいっす。」
秋葉原、それはあの超人気アイドルグループAKB48がいる場所だ。
「よーし、それじゃ。そこに行ってみるか。」
黒団が動き出した。
その頃、翔子たちは…。
「美空、おかえり。」
みんなが喧嘩したかのように痣だらけで帰ってくる。
「美空、どうしたの?その痣!!」
「翔子、紬が帰ってきました。」
「なんですって?」
「坂本紬が帰って来たんですよ。」
まさか、その痣も彼女にやられたものなの?
「はい。」
「ただいま。久しぶり、翔子。」
その声は紬だった。
これで、みんな揃った。
「バタン」
黒団がきた。
ドアを一発で押し倒した。
「やれ。」
黒団のリーダーが言った。
そして、彼女たちの家来がやられてしまった。
イライラした翔子は、
「目障りよ。こうなったら気合い入れて行くぜ!」
と言い、みんなはイェーイと言った。
ところが私たちもやられてしまった。
「止めた。」
と黒団が刀を振り回そうとしたその時、
「そこまでよ。」
「唯…。」
そして、唯は戦った。
唯は黒団に勝った。
第二章 黒幕
「ここは誰も知らない。黒幕は誰?」
「あたしよ。」
目の前に現れたのは翔子だった。
みんなはびっくりした。
翔子が黒幕だったなんて…。
「どうして?」
「どうしてもよ。私はあなたたちの仲間のふりをしてこっそりこの人たちに情報を与えていたの。」
…ってゆう事はこっちの情報を向こう側に…?
全然気付かなかった。
ずっと近くにいたのに…!
るるはショックで身動きがとれない状態になってしまった。
「じゃっじゃー、私の憧れてた翔子は悪組織の一員だったって言うこと?」
「まぁ、簡単に言うとそうなるわね。」
と何気ない顔をして言った。
すると、、、
「ベシッ」
と麻友が翔子の顔を叩いた。
麻友は小さい頃から自分勝手な人が大嫌いなのだ。
「何すんのよ。」
「あんたそれでも女?いい?女っていう者はね、何があっても大切な人からは絶対離れない。それが女よ。」
麻友が初めて意見を述べた。
辺りは「しーんっ」として麻友の顔が一気に真っ赤になった。
「何なの?この空気…。」
麻友は真っ赤にして言った。
翔子はまるで麻友を怨んでいるかのように睨み付けた。
「麻友…。調子に乗らないでもらえる!?」
と少し怒り気味で翔子は言った。
そして、ついに決着が…!?
第三章 勝負
「何?もしかして、あたしに勝つ気?冗談でしょ!?」
と翔子は苦笑いをしながら言った。
「私は本気よ。フレミングの法則ー。」
と勉強の魔法を麻友は使った。
「キャー。こっちだってー。麻友の嫌いなレモネードスパイス。」
と今度は麻友の嫌いなレモネードを出してきた。
そして勝負から30分経過した。
その時、麻友は
「私の負けよ。やっぱり翔子に勝てっこないよ。」
と負けを認めた。
「でしょ!?」
ともう最初から勝つことを予想してたかのように何気ない顔をした。
「うん。」
と麻友と翔子は仲直りした。
だけど、翔子はそんな簡単に仲直りするような人ではなかった。
笑って誤魔化す。それが、新島翔子だ。
だから昔から人付き合いが嫌いなのであった。