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獣人バーバラの冒険記録 〜洗濯スキルで最強になってみせる〜  作者: あかさたなっちゃん


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冒険者ギルドへ

 チュンチュン……。もう朝かー。


 それにしても昨日は、卒業式にスキル授与に、夜は母のおかげでスキルの検証まで……盛りだくさんの1日だったなぁ……。


 バーバラはウーンと伸びをしながら、ベッドから起き上がった。今日はいよいよ冒険者の登録をしにいく。冒険への一歩が始まるドキドキと、初心者ならではの不安と期待に胸がいっぱいである。


「おはよ!!いってきまーす」


 気合いを入れ、大通りを抜けて冒険者ギルド『アースガルド』に向かう。街の中心にある噴水を抜け、一本左に曲がると看板が見えた。バーバラはギルドの扉の前で、1つ大きく深呼吸した。


(冒険者は堂々と…………よし!!)


 緊張しつつも、思い切ってギルドの扉を開ける。中に入ると数組のパーティーがいてガヤガヤと賑わっていた。


 まずは登録を……キョロキョロとあたりを見渡し、受付らしいものを探すと


「アースガルドにようこそ。初めてですか?」


 ウサギの獣人の案内係らしき女性が声をかけてきた。人なつっこい雰囲気の可愛らしい人だが、たぶん歳上なのだろう。随分と若々しく見える。


「ええ。登録しようと思って……」


「それでは、こちらに記入しして、あそこのカウンターに提出してくださいね。」


「はい。ありがとうございます。」


 1枚の登録用紙を渡された。なになに〜。氏名、年齢、種族、主な武器、所属パーティー名、スキル名……


氏名︙バーバラ・リドル

年齢︙18

種族︙獣人(豹)

主ね武器︙ダガー

所属パーティー︙なし

スキル︙洗濯


(よし…こんなもんでいいかなー……えっとあのカウンターだったよね)


 カウンターには猫の獣人で、キリッとした目元が色っぽい女性の受付嬢がいた。


「アースガルドにようこそ。今日のご要件は何でしょうか?」

「これをお願いします」

「……かしこまりました。冒険者登録ですね。登録料で銀貨3枚になりますね。」


 お小遣いを少しずつ貯めた銀貨3枚。学生だったバーバラはこの日の為にお金を貯めていた。銀貨3枚あれば、大好きなたい焼きを200個買えると思うとあれだが、これで冒険者の一員になれるのだ、安いものだと思っている。


「登録カード作成にお時間かかります。出来ましたらお呼びするので、クエスト板をご覧になりながらお待ち下さい。初登録は皆様Fランクからのスタートになります。」


(おぉーーーこれで登録になるのかぁ。Fランクからのスタート……目指すは最強ランク。まずはクエストってどんなものがあるのかな?早速見に行くか!!)


 クエスト板なる場所は人だかりが出来ていたが、幸いFランクの場所はガラガラだ。みんなベテラン冒険者なのか……なんか格好いいなぁ。自分もこれからランクを上げて、いつかそっち側になれたらいいなぁっと憧れの念を送っておいた。


(さてさて〜。Fランクのクエストは、……ふむふむ。……ガール丘の薬草集め、ダリ草原のホーンラビットの討伐、サラル地方の大鴉の討伐、沙羅双樹の枝の収集………ん~~悩むなぁ。今日はスキルの『シ・ャボン』の検証もしたいし、クエストしながらなら……これかな!!)


 クエスト板の前でウーンウーンと悩んでいると、名前を呼ばれた。冒険者カードが出来たみたいだ。


「お待たせしました。登録に間違いがないか確認してください。このカードは身分証明に使える為、紛失しないようにお願いします。クエストを受ける時、完了する時、移動で他領に出入りする際にも検問所で使えます。またギルドで稼いだお金はこのカードで管理出来ます。再発行には金貨1枚かかるので、くれぐれも紛失しないように。」


 決してなくさないように念を入れられて、今私の手には緑色のカードが……。これが私の冒険者カードかぁ……っと思わず感慨深いものが込み上げてくる。段々と階級があがる毎にカードの色も変わっていく。


「分からないことがありましたら、都度こちらまで問い合わせてくださいね。」


「わかりました。………それと、早速クエストって受けれますか??」


「もちろん可能です。何かご希望のクエストはありましたか?」


「えっと……ホーンラビットの討伐をお願いします。」


「お受けしますね。カードをお願いします。『ダリ草原のホーンラビット討伐』こちらのクエストはホーンラビット3体、討伐の証明に額の宝玉を持ち帰ってください。期限はなしです。完了しましたら、またこちらにカードと宝玉を持って来てくださいね。ご武運を。」


 そう言って、にこっと素敵な笑顔でカードを返してくれた。わぁ……クエストだぁ。なんか冒険者って感じが一気にして、気分が高揚して思わず尻尾が揺れてしまうし、耳もピクピク動いてしまった。


 バーバラは愛用のダガーを持って来ているが、宝玉を入れるバッグや携帯食など、冒険に必要な最低限のものをまずは揃えるとこからだ。


 ダリ草原までは、徒歩で片道1時間かかる距離だ。朝一でギルドに来た為にまだ時間はある。これから必要品を購入して、軽食を食べてお昼頃には出発出来そうだ。



(私の冒険者の旅は、ここから始まる!!)

 バーバラは目をキラキラさせ、希望に満ちた顔で、これから始まる明るい未来に胸をときめかせていた。

お読み頂きありがとうございます。

いよいよ冒険者!!バーバラ誕生です

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