7〜Riddle
捜査は進むが、思うようにはいかず、ある日弁護士との話し合いで、取り引きになった。
レイ、ショウ、レッドフォーズのメンバーを暴行で起訴しない代わりに、ビガーともう2人の減刑を要求してきた。
暴行で起訴されれば、Scream of No Nameはビザの延長が難しくなる。
レッドフォーズは、ジャッドとスパイスは昔やんちゃで少年犯罪歴があり、それを引き合いに出すのはあってはならないことだが、投獄の可能性もあると脅してきた。
取り引きをし、それは免れたが、レイプの犯人達は4年ほどで出てくることになる。
あの時の刑事が、手慣れているアイツらには余罪があるのではと、密かに捜査してくれている。
その後、カーリーは何度もモンスターに悩まされ、それは、レイやショウにも波及していった。
両極端にもさらに磨きがかかり、誰も付いてこられない。
酒を飲んで、危険で不毛なセックスを再演しているかと思えば、
ピタッと酒を辞め、俺の所に大量の本を借りに来る。
ある意味カーリーに振り回されて、レイとショウも病んでいた。
不協和音が広がり、3人共荒んでいた時期もあった。
八木やルーが、それを少し離れた所から見守っていた。
俺もだが。
その後も、ルーとカーリーは俺のベッドに交互に潜り込んでくる。
頻度は少なくなったが。
そして、なぜか、俺のことを陰でクリチャーのボスと呼んでいるらしい。