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4〜Lue
あの日、リドルからカーリーがレイプされた事を聞き、カーリーを心配し同情した。
でも、その後で、俺は頭が真っ白になり立ち上がれなくなった。
その夜、駆けずり回って家に帰ってきたリドルも脱力していた。
2人で、暫く無言で座り込んでいた。
その日から、俺はリドルの家に泊まっていた。
2人ともそんな気分になれるわけもなく、ベッドでただ抱き合って寝た。
あの夜カーリーが来た時も、俺はリドルのベッドにいた。
風呂に入れ、バスルームで何か話している。
しばらくすると、カーリーの喘ぎ声が聞こえてきた。
こんな状況でも、アイツらできるのかと耳を疑った。
リドルは、カーリーに自分の白いシャツを着せて、自分で送っていくのかと思ったら、マテオに送らせた。
「ヤッたの?信じられない」
と言ったら、リドルは、
「流石の俺も今のカーリーには勃たない。
イカせてやっただけだ」
それでも、信じられんと思っていたが、
「今夜くらいは、ゆっくり眠れるかもしれない」
それが正しいのかは、よくわからない。
そんな話をしていたら、行き違いで八木が来た。