表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/78

3〜Riddle

 このタトゥーを掘り出した1ヶ月前から、カーリーがこんなに豹変していたとは気付かなかった。

ほぼ毎日会い、何度も抱いたからかもしれない。

俺が一番その変化に気付かなかったのだろう。


 その体に、その顔に、変な色気が出てきて、あの木のタトゥーが一層幻想的で神秘的になってしまった。

3羽のフィンチで、少しメルヘン要素を入れるしかなかった。


 俺は、とんだクリチャーを作り出してしまったことに、後悔すら感じた。


この娘は、こんなタトゥーを背負って大丈夫だろうか?



 タトゥーを掘り終えてからも、カーリーは時々やって来る。

本を借りに来るか、酔って俺のベッドに潜り込んでくるかだ。


 そんなある日、ライブの打ち上げで酔ったカーリーから、アミアのパブに飲みに来ないかと電話があった。

翌日のもうひとつの仕事の資料を読んでいたので、とりあえず迎えに行ってやることにした。


入り口に着くなり、酔ったカーリーは抱きついてキスしてきた。

睨みつける八木に、挨拶代わりに肩をすくめてみせた。


その時に、いる筈のない懐かしい奴が目に入った。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ