4〜Kerly
※タイトル名のわりに、(表現的にはかなり控え目にしましたが)きつい内容の部分もあります。
酒、煙草、タトゥー、性表現、性描写、性犯罪(レイプ、性的虐待)、暴力などの記述があります。
この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
22歳になった私は、思わぬ形でロストバージンしてしまった。
意外と遅いと言われるが、
私は、絶対セックスなんてしないと宣言していた。
ちなみに、レイちゃんは15歳、ショウくんは16歳。
その頃、ライブの後は、同じライブに出ていたバンドやスタッフと打ち上げがあった。
ほぼ毎週だ。
自分でも知らなかったが、結構お酒が強い。
私とレイちゃんは、記憶がなくなるまで飲みまくる。
ショウくんは、途中で吐く、そして寝る、で、また復活する。
ある日、フランスでのライブの時、いつものように泥酔の私。
フランス人男性2人と、酔って気が大きくなっている私は、お互い拙い英語で話していた。
そのうちのひとりが、ホテルまで送ってくれたのまでは覚えている。
ベッドの上
体に重い物が乗っている。
アソコに違和感と痛みを感じる。
少しだけ意識が戻る。
私何されてるの?
もしかして、これって、セックス?
そして、また意識が遠のく。
翌朝、下半身に何も身につけていない自分と、シーツについた少しの血と体液のシミで、私ヤッてしまったんだと確信した。
私は、初体験の相手の顔も名前も覚えていない。