7〜Riddle
ついに、リドルの過去が……
小児性愛、性虐待の描写があります。
ご注意下さい。
俺の両親は、俺が8歳の時に離婚した。
母の不倫が原因だったので、養育費も貰っていなかったようだ。
それまでは、どちらかというと裕福な家庭だったが、あっという間に落ちた。
医者だった父は、出世街道に夢中で、家族は後回しだった。
さらに、自分と全く似ていない俺を、自分の子ではないのではと疑い、その後、俺に会いにくることすらなかった。
確かに、俺は母に似ていて、ブロンドで青い目で色白だった。
程なくして、新しい父親と一緒に暮らし始めた。
新しい父親は、母が受付として勤めていた病院の看護師で、何年も母の不倫相手だったらしい。
自分の子供が3人もいて、多額の養育費を支払っていた。
時々しか会えない自分の子と、なかなか懐かない生意気な俺に苛立っていた。
それらの理由から、好かれていないのは一目瞭然だった。
ほとんど母の収入だけで食べていたので、貧乏でもあった。
二人で夜勤の日もあり、俺は空腹のまま眠るしかない時もあった。
12歳の時、母の父親つまり祖父の家に預けられた。
祖父は、高血圧や糖尿の持病をもっており、体も不自由だったので、貯蓄と年金で暮らしていた。
それでも、母よりは裕福だった。
でも、意外とケチで、俺は家事や言いつけられた仕事をしないと、お小遣いは貰えなかった。
そんなある日、俺が言いつけられた仕事は、祖父のイチモツをしごくことだった。
最初は断ったが、それからお小遣いは貰えなくなった。
ある日、思春期のアホな友達たちと女の子とデートする為、お小遣いが欲しいと言った。
女の子とキスする為に、俺は、祖父のイチモツをしごいている。
祖父の行為は、少しずつエスカレートしていく。
まだガキだった俺は、兆候を見逃していた。
「眠れるかい?」と言って寝室を覗きに来たり、体を触られたり。
そして、それを許してしまったのは、自分のせいだと思っていた。
自分は汚れていると感じながら暮らしていた。
そんな中でも、幸いだったのは、祖父にも罪悪感があったのか、オカマは掘られなかったことだ。
それと、もう一つ。
俺が15歳になると、そういう行為はなくなった。
大人っぽい体つきになり、
祖父の好みの年齢を過ぎたからだ。
小児性愛者には、対象の年齢があることが多い。