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1〜Kerly

性表現あります

 翌日、練習中にレイちゃんに怒られる。


「おい!集中してやれよ!」

「浮かれてるんじゃねぇぞ!」


何度も、間違えたり、出遅れたりを繰り返し、ついには追い出された。


 スタジオの外のベンチで煙草を吸っていた。


リドルのことが頭から離れない。


タトゥーを入れてくれるから?

お喋りして楽しかったから?

気持ち良くしてくれたから?

終わった後も抱きしめてくれたから?


会いたい!


苦しい!

切ない!

こんな気持ち初めて。


そこに、ショウくんがやって来る。

煙草に火をつけて、


「リドルとヤッたの?」


「うん」


「羨ましいよなー!リドルだよ!」


「うん」


「俺だって、リドルにならいいかなーとか思ったりするもん」


「そうなの?」


「お前、そんな人に興味持たれてるんだぞ。

自覚しろよ」


「よくわかんない」


「遠い存在でもあるからな」


「遠い存在なの?」


「そうだろ。有名人だもの。大人だし」


「そうだね」


「好きになったとか?恋とか?」


笑いながら、そう言った。



この時、ショウくんは、こんな私に、リドルは自分の物にならないと釘を刺してくれていたのかもしれない。



 なのに、私は、その夜、リドルへの思慕と体の疼きで眠れず、ベッドの中で、初めて自分でヤッてみた。



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