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第4話 次の段階へ

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 気配察知で野犬を察知して隠密で近づき、背後から首という急所にショートソードで攻撃する事で楽々と野犬を屠っていく。あっという間に盗賊と薬師のジョブが最大である10に。リスクが無いって素晴らしい!

 おかげで盗賊と薬師の初級ジョブスキルも全て習得だ。ちなみに盗賊のジョブスキルである隠密はレベル10。忍び足はレベル9。小剣術はレベル5で気配察知はレベル3。急所攻撃はレベル3で罠解除はレベル1。薬師のジョブスキルである粉砕はレベル10。攪拌はレベル9。清水生成とポーション鑑定と精製がレベル8。ポーション瓶作成がレベル7になった。


「これで最低でも中級の盗賊と薬師にはジョブチェンジ出来ますね」


 走る草を刈りながら第一階層へと戻り、職業部屋に入る。


 いま転職出来るのは戦士、中級盗賊、中級薬師、鍛治師。なのでメインを中級薬師にサブを中級盗賊に設定する。

 なお、メインとサブと取得しても設定されてないジョブスキルの違いは、取得する経験値の違いです。メインは1倍サブは0.5倍。設定してない場合は全く入りません。


「よし。どんどん造るよ!」


 ドローンカメラに向かって手を振ると、『はーい』と返事が返ってくる。現在の同接は5人。

 ポーションを造っている女の子を見るのが好きという奇特な人たちだ。


「さて、粉砕・・・」


 アイテムバックから回復草を取り出し、粉砕スキルを発動すると、回復草が粉々になる。レベル10ともなると一瞬で小麦粉レベルにまで粉砕される。


 タイキック:『薬草をここまで粉砕するの草』


 常連さんの一人タイキックさんが突っ込んでくる。


「いや、ここまで粉砕すれば品質がほんの少し上がるんですよ」


 タイキック:『え?本当に?』


「本当本当」


 肯定する。この辺はギルドの職業講習でも教えてくれる小技。まあ、自分の場合は母親がアドバイスしてくれるから知っているのだが。


 スベスベ饅頭:『俺も聞いたことある』


 別の常連さんが乗っかって来る。


 回復草の粉を乳鉢に投入し、清水生成で生成した水とスライムの粘液を入れて攪拌スキルで攪拌して整える。ダンジョン内には魔素があるので、更にポーションの質が上がる。お・・・色合いがちょっといい。鑑定すると、よし。回復ポーション(良)だ。(良)だと体力の回復率が1%ほど上がって買い取り価格がほんの少し高くなる。

 スライムの粘液が入っていた瓶を2つ使ってポーション瓶作成でポーション瓶を造って回復ポーションを注ぎ込む。

 栓をすれば回復ポーションの出来上がりだ。


<スキル:スペースレベル1を取得しました。スペースは3m×3m×3m以内のアイテムを10個収納出来るスキルです。>


 お、中級薬師のスキルが生えた。スペースというスキルは中級の生産職なら誰でも取得出来る空間魔法のスキルで、ダンジョンで採集した素材を多量に保有するためのスキルです。ラノベ鉄板の生物は入らないという設定もそのまんま。ただしテイマーと呼ばれるジョブの人が取得するスペースは生きたモンスターを収納でき、その空間でモンスターを飼育しているといいます。

 ちなみアイテムバックというアイテムがあるけど、このスペースのスキルを付与師と呼ばれるジョブの人が普通の袋にスキルを付与したもので、レベル1で作られたものは8個ほど収納出来るモノで、開拓者には必須のアイテムになっています。


「よし。どんどん造るよ!」


 ボス部屋の扉の前で次々に回復草を回復ポーションに、毒消し草を毒消しポーションに変えていく。出来あがったポーションは全部で20本。

 買い取り価格は他のドロップ品もあわせて全部で6000円にプラスα。ここからダンジョン税が三割引かれた額が収入になる。

 早速、ダンジョン横に併設されている開拓者ギルドに卸しに行こう。

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