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ドミニオン初陣

始めましてDoDoと申します。この小説は、自身が企画したシューティングゲーム企画

「スカイ・ドミニオン」で初めに作られたヒロイン「青羽零」を主役にした小説です。


FANBOX

https://dxjpkc72.fanbox.cc/


Twitter

https://twitter.com/N29FIRUT6hbdRTM


青羽零プロフィール

https://dxjpkc72.fanbox.cc/posts/5279653



ドミニオン初陣


2020年、地球人類は滅亡の危機を迎えた。

突如現れた機械達による地球侵攻が始まったのだ・・・


・主⼈公の略歴

正義感が強く体を動かすことが⼤好きな少⼥。

⻘⽻零は⻑崎県対⾺市で⽣まれ育った。零が中学⽣の時にカオス侵攻が始まった。侵攻当初に勃発した対⾺市及び周辺海域における戦闘、通称「第⼆次日本海海戦」において妹が⽬の前で拉致された。何もできなかった⾃分を恥じると共にカオスとの戦闘に従事すれば何か妹の⼿がかりが掴めるかもしれないという理由で中学卒業後、創設されたばかりの航空⾃衛隊⾼等⼯科学校へ⼊学した。⾼等⼯科学校卒業後様々な専門教育を受けF-2航翼⼠として⻄部航翼偵察隊に配属された。


・対⾺

零の故郷。対⾺は韓国と50kmしか離れておらず古くから⼤陸との交流の拠点であった。そして対馬には古くは防⼈が駐留し元寇やロシア軍艦対馬占拠事件等度々外敵による脅威に見舞われました。戦前は帝国陸軍により島の各所に沿岸砲台が構築され要塞化される等軍事的にも重要な島であった。戦後も陸海空三⾃衛隊が駐留している。カオス侵攻が始まると「第⼆次⽇本海海戦」の舞台になった。そして「第二次日本海海戦」後も⼩規模ながら何度もカオスが対⾺に襲撃してきた。そして、対⾺には既に閉⼭しており⼩規模であるが鉱⼭がある。この鉱⼭跡から度々カオスが出現することもあった。そのため対⾺の⾃衛隊は増強され⾶⾏スーツが開発され ると試作段階から配備された。ロシア解放作戦の準備が始まると外国軍も対馬に駐留を始めている。

・航空⾃衛隊⾼等⼯科学校

神奈川県横須賀市武⼭駐屯地に所在するという設定の架空の学校。 ⾃衛隊の⾼校とも⾔うべき存在。零の⻘春がつまっている。 現実世界では陸上⾃衛隊⾼等⼯科学校が武⼭駐屯地に存在している。 現実の陸上⾃衛隊⾼等⼯科学校は男⼦校であるが数年後には共学化され海上⾃衛隊、航空⾃衛隊を加えた3⾃衛隊共同の学校となる予定である。

本作ではカオス侵攻後、高度な技術を持った⾃衛隊員を増やすために海上⾃衛隊⾼等⼯科学校、航空⾃衛隊⾼等⼯科学校が武⼭駐屯地に新たに創設され、3校とも共学化されたという設定である。

・新兵器⾶⾏スーツ

第⼆次⽇本海海戦で回収したカオスを元に開発された新兵器。開発期間を短くするため既存の戦闘機、爆撃機とカオスの技術をあわせて開発された。⻄側諸国で開発されたが東側諸国でも同様の兵器があると⾒られている。操縦者は諸外国軍では「航空歩兵」、自衛隊では「航翼⼠」と呼ばれる。航空機に⽐べると操縦が⽤意で航翼⼠の養成は短い期間ですむ。航翼⼠は他の⾃衛隊の職種と⽐べると⼥性隊員の占める割合が多い。 これは男性より⼥性の⽅が航翼⼠の適性があるためである。 航続距離は短いが機動⼒がありカオスの弱点を確実に攻撃することができるため対カオス戦闘の切り札とされている。遠距離戦闘は戦闘機、近距離戦闘は⾶⾏スーツ、広範囲攻撃は爆撃機や地上攻撃⽀援機、ピンポイント攻撃は⾶⾏スーツといったような役割分担がなされている。

・カオス

世界各地の鉱⼭から出現している。⼈類はカオスの正体を機械⽣命体と考えている。 ⼈類はカオスを⼩型、中型、⼤型とサイズごとに分類をしている。ロシア軍との死闘後は世界各地のカオスはロシアへ集結しロシアはカオスの占領下にある。現在は鉱⼭及びロシアから世界各地へカオスが襲撃を⾏っている。これらの襲撃で確認されているのは主に⼩型カオスで稀に中型カオスが確認されることもある。 


プロローグ


はじめまして!

航空自衛隊所属のF-2航翼士青葉 零です。

今は九州地区の航空偵察を担当する西部航翼偵察隊に所属しています。

まずは物語を始める前にカオスに関しての説明が必要かな。

カオスは世界各地の鉱山付近から出現している機械生命体…だと考えられています。

カオス侵攻当初、カオスの攻撃は散発的でかなり小規模だったため人類には認知されなかった。

カオスの侵攻にいち早く気づき反撃したのは意外にもロシアでした。

そしていち早く反撃したため被害を大きく受けたのもロシアだった…

カオスとの戦闘によりロシア軍は壊滅してしまいました。

そしてロシア軍の奮闘によりカオスも大きなダメージを受けたようでの大規模侵攻はロシアだけでおさまった。

このロシア軍との戦闘以降カオスの主力はロシアに集結しました。

そしてカオスは、ロシア及び世界各地の大規模鉱山を拠点に人類に対する襲撃を実施していた。

しかし人類はそれらの襲撃を撃退することに成功している。

カオスは高度な技術を有していると考えられるものの戦術はかなり幼稚だ。

またカオスの行動からカオスの中にも侵攻反対派がいるのではないか?という説もある。


これらの理由により人類はこれまでのところカオスの襲撃により壊滅的な被害は受けていません。


そして今年に入り世界的にカオスの襲撃が落ち着いてきてました。

そのためカオス侵攻当初に占領されたロシアの奪還作戦計画が進められています。

中国を主導として東側諸国を中心とする国々は中国、中央アジア方面からのによるロシア解放計画。

欧米を主導とした西側諸国はヨーロッパ方面からの解放計画、及び日本を拠点とした解放計画がある。

米国主導ではなく「欧」米を主導なのは米国には鉱山が多くそれなりに被害を受けた。

流石は世界一の軍隊だけあって壊滅は避けられたが戦闘力は下がった。


ここまで来て「西側諸国」「東側諸国」の区分けがなされ全人類一丸となって人類存亡の危機に対応できないのは情けないというかなんというか…

ただ東西諸国とも定期会議を実施し作戦計画の共有、ロシア解放作戦は日時をあわせることが決められている。

そして東西諸国とも国連で採択された「Save Russia」(ロシアを救え)をスローガンに結託しています。

現在ロシア解放の拠点には世界各地から戦力が集められてきています。


今月に入ってロシア解放の各拠点付近に対するカオスの襲撃が増加、規模も大きくなってきています。

カオスは戦力の集中を察知しているのだろうか?…


第一章 24日0530


24日未明

私の故郷、長崎県対馬がカオスに襲撃された。

同時に佐渡や北海道方面も襲撃を受けた。

今回は過去最大規模だった。

とはいえ対馬、佐渡、北海道で行われたすべての戦闘でカオスを撃退することに成功している。


まあ対馬が襲撃されるのはカオス侵攻当初からのことだ。

対馬には小さいながら鉱山跡があり大陸に近いところからカオスにとっても重要な拠点なのであろう。

今回のカオス襲撃は今月に入って世界各地で確認されているロシア解放作戦の拠点に対する襲撃と関連していると思われる。


この襲撃により待機していた私達が偵察任務に出ることになった。

私にとっては今回は初陣だ。


出撃前のミーティングによると、

自衛隊を主力とする多国籍軍はカオスを撃退することに成功したものの飛行形態から撃墜されて地上形態へ移行しつつある個体がいるという。

カオスの飛行形態から地上形態の移行は数時間かかる。

さらに今回は撃墜されたことにより移行は半日から1日かかると見積もられている。

現在、陸自の対馬警備隊が出した斥候によっても数体移行中の個体を発見できておりそれらの個体に対する攻撃準備、住民の避難が現在進められている。


私達の任務は移行中の個体の位置、数、地上形態移行具合の詳細を偵察しじ後の陸自、空自部隊による攻撃に必要な情報を集めることだ。

偵察対象地域は対馬市厳原町の西海岸一帯だ。

私達航翼士は目的地付近までは輸送機により輸送してもらう。

また、遠距離戦闘は難しいため移動間、偵察間は戦闘機の護衛を受けることになる。

今回の偵察では付近には住民が取り残されている可能性があるというのとカオスの地上形態移行がどれくらい進んでいるか不明で危険なため戦闘は最低限の自衛戦闘以外は禁止。

そのため武装も最低限の自衛火器、弾薬しか搭載しない。

出撃は0700。


私としてはカオスをやっつけたいのだが戦闘禁止であるなら仕方ない。


出撃まであと1時間30分。


第二章 24日0630


ミーティングが終わると予行演習と出撃準備だ。

予行演習では移動、展開、偵察、撤収を一連の流れで予行していく。

また途中敵の襲撃等予期せぬ出来事があった場合の行動も確認する。

予行演習で「予期せぬ出来事」の多くはこれまでの偵察任務で発生した事例を元にしている。その発生した事例で犠牲もでている。

先輩方の血で作られた予行演習だ。


私達はこれから0700輸送機により福岡県の築城基地を出発。

対馬の玄関口である厳原港まで輸送してもらう。

0743厳原港上空で私達航翼士は輸送機から飛び立つ。

じ後3つのグループに別れそれぞれの偵察地点へ向かう。

0800頃それぞれの偵察地点へ到着しじ後40分程度偵察を実施する。

0900までに対馬空港に着陸。

じ後は輸送ヘリで帰隊する予定だ。

対馬への移動から偵察中の護衛はF-15戦闘機が行う。


偵察中に敵の近距離攻撃があった場合は一度偵察を中止する。積極的な戦闘は行わず協力して自衛戦闘を行う。

撃退できた場合は偵察を続行、できなかった場合は全班偵察を中止し対馬空港へ向かう。

対馬空港にて補給を受け現地の航翼戦闘部隊の指揮下に入り戦闘を実施。


偵察中に敵の遠距離攻撃があった場合は偵察を続行し護衛のF-15戦闘機が戦闘を行う。

撃退できた場合は偵察を続行。

できなかった場合は全班偵察を中止して対馬空港へ向かう。

あとの流れは近距離攻撃があった場合と同じだ。


積極的戦闘は禁止。積極的戦闘は禁止。

口酸っぱく言われた。


飛行スーツは基本的に近距離兵器であり航続距離は短く搭載兵器もそこまで強力ではない。飛行スーツは機動力を用いてカオスの弱点を攻撃するという単純な設計思想だが効果は抜群だ。

対カオス戦闘の切り札とまで言われている。


私は今回第2班に配属され小茂田地区周辺を偵察する。 

小茂田地区は元寇の際に元軍が上陸してきた場所だ。

近くに小規模ながら鉱山跡もある。


今回各班は偵察任務を実施するF-2航翼士×2、護衛のF-15航翼士×1の3名で構成されており偵察任務にあたる3班で構成される。

F-2航翼士、F-15航翼士というのはあのF-2戦闘機とF-15戦闘機を元にして開発された飛行スーツを操縦する航翼士という意味だ。

飛行スーツはカオスを調査しそれを元に開発された。開発期間を短縮するため既存の戦闘機、爆撃機等を参考に開発されたためこのような呼び名がついている。


対馬偵察訓練で何回も行った行動であるが私は今回初出撃なので念入りにミーティングの内容を確認する。

少し緊張はするがやっと人類の為に貢献できると思うと胸も高ぶる。


出撃まであと30分。


第三章 24日0700


「さあ行くぞ」

隊長の号令により待機室から整備工場へ向かう。

そこで飛行スーツを身に着ける。

飛行スーツを身に着けたらまず工場で動作確認をする。

整備員に整備して貰い私達も定期点検はしているものの万が一飛行中に動作異状が出ては良くない。

そして基地の周りを試験飛行し最終的に異状がないことを確認して再び整備工場地区へ戻る。

そして武装を身に着ける。

武器を弾薬を装填していない状態で動作確認を行う。

万が一戦闘中に射撃ができなかったら大事だ。

一連の準備と点検が終わったら1度集合する。

最終点検を行い全員で時計の時刻を合わせる。

時計に少しでもズレがあれば作戦に影響するため出撃前は全員で時刻を合わせる。


そして輸送機へ乗り込む。


0700。

輸送機が飛びたつ。

いよいよ出撃だ!


機内は終始無言だった。

任務前だけあって流石に緊張感がある。


0730『厳原港上空到達10分前』のアナウンスが入った。

いよいよ作戦の時が近づいてきている。

私も少しずつ緊張して不安になってきた。

今まで何回も訓練してきたことだ。

そう言い聞かせる。

すると班長が私に近づいてきた。

班長は10個上の男性航翼士だ。飛行スーツが開発された当初から航翼士として活躍している歴戦の戦士だ。

「青羽、緊張しているか?」

はい…

「まあ緊張しないわけないよな。大丈夫!いつもの訓練通りだ。落ちついていけ。いつもの零でいい。」

はい!ありがとうございます!


班長も初陣の私に気をかけてくれているみたいだ。

0737『厳原港上空到達5分前』のアナウンスが入った。

このタイミングで飛行スーツと武器の最終確認を行う。

異状が無ければ武器に弾薬を装填する。


0741『厳原港上空到達』のアナウンスが入った。

いよいよだ。

そして0743、1班の1人目が輸送機を飛び出した。

ここまで来るとすぐだ。

あっという間に私の番になり輸送機から飛び出す。

輸送機から飛び出してから5秒で飛行スーツの主翼が開き姿勢の自動制御が行われる。

そしてエンジンが始動する。

エンジンが始動し異常なく飛行を開始したら信号弾を打ち上げる。

この段階ではまだ無線機が起動していないため信号弾で異状がないことを報告する。

信号弾の色は各班ごとによって違う。

班長は班員の異状がないことを確認したら次は色の違う信号弾を打ち上げる。

この信号弾の元へ班員は向かう。

そして班員が集合したら各班ごと偵察地域へ向かう。


第四章 24日0800


約20分飛行し、第2班は小茂田浜上空へ到達した。

じ後はF-15航翼士は上空の警戒、班長と私は2人で偵察を行う。


まず小茂田の集落を偵察する。

対馬警備隊の報告によればこの集落ではカオスは発見されていない。

私達の偵察でもカオスは発見できなかった。


次に周辺の海岸沿いを偵察する。

まず小型カオスを一体発見した。

この個体は損傷が激しく飛行形態のまま活動を停止している。

地上形態へ移行しようとした形跡はあるものの力尽きたようだ。

地点と画像、状況を記録する。

後ほど対馬警備隊が回収するだろう。


次に小型カオスを2体発見した。

この2体は海岸沿いの林の中で地上形態に移行途中。

2体とも移行具合は20%程度。

それなりに損傷を受けており移行に時間がかかっているようだ。

これも地点と画像、状況を記録する。

おそらくこの2体は偵察終了後付近に待機している対馬警備隊により攻撃後回収されるはずだ。


そして海岸沿いの偵察を終えようとしていた時に中型のカオスを発見した。

こんな狭い地域に小型カオス3体、そして中型カオスまでいるとは…


「どうだ零?まだ緊張しているか?」

いいえ。もう緊張はしていません。いつも偵察ではカオスはこれくらいいるのですか?

「いや。今回はちょっと多いな…それだけ大規模な襲撃だったのだろう。」


中型カオスは損傷は少なく移行具合は50%程度。

これも諸々記録する。

中型以上のカオスは地上部隊でも撃破できないことはないが少し難しい。そのため航翼士によるピンポイント地上攻撃で撃破すると思われる。


カオスの姿を見ていると少しずつムカついてきた。

今このカオスに故郷が蹂躙されている。

妹の仇が目の前にいる。

しかし私は何もできない。

それを眺めているだけ。

攻撃して撃破するのは他の部隊だ。

私は何もできない。


海岸付近の偵察を終え最後に内陸部の偵察を行う。

内陸部では小型カオスが6体も発見された。

今回の偵察で小型カオス9体、中型カオス1体。

班長が、話すにはこの範囲にこの数はかなり多いらしい。

対馬警備隊の地上攻撃では小型カオス9体の撃破は時間がかかるため航翼部隊は中型カオスだけではなく小型カオス数体の攻撃も行うことになるそうだ。


もし今ここで私がカオスを1体でも撃破したら…

その考えが出たトタン私の体はもう動き出していた…


内陸部で発見した小型カオスへ向けて突進する。

班長が何か叫んでる。


地上のカオスへ向けて射撃をするも命中しなかった。

一度上昇する。

再び地上のカオスへ向けて突進をする。


と、その瞬間カオスが目の前を横切った。


なんでここに飛行形態のカオスが…いるの…


地上のカオスへの突進をやめる。

飛行しているカオスを追う。

術科学校の訓練通りカオスの弱点をねらう。

中々捉えきれない。

カオスの動きも早い。

班長が援護射撃をしてくれた。

カオスの動きが鈍る。

そのすきに弱点を狙い射撃をした。

命中した。

敵は飛行スピードを落とし内陸部へ向かう。

F-15航翼士がさらに攻撃して撃墜した。


班長と2人で墜落地点を確認して記録する。

地上形態への移行はまだ確認できない。


班長に命令違反の行動を謝る。

班長は「それにしても対地射撃下手くそだな」とだけ言った。

術科学校では対地攻撃は爆撃しかしなかったので…

「まあそうだよな。とりあえず今回のことは気にするな。黙っといてやる。でももう絶対するなよ」

ありがとうございます…

ところでなんで飛行形態のカオスがいたのでしょうか?

するとF-15航翼士が「方向的に鉱山跡から出てきたと思うよ。」

と答えた。


ここから3kmほどの距離に鉱山跡がある。


班長は「お前もよく対応できたな。さあ空港へ向かおう」と言った。


とりあえず今は重要な情報を持ち帰るために対馬空港へ向かう。


エピローグ


対馬空港に着陸後偵察で記録した情報を対馬の部隊へ渡す。

この情報を元に陸空共同で地上のカオスを撃破して回収する。

情報の受け渡しが終わったら飛行スーツと武器を点検する。

異状がなければ取り外す。

やっと身軽になった。

対馬空港で少し休憩をする。

任務を終えたらどっと疲れが湧いてきた。

早く基地に帰ってシャワーを浴びたい。

今年末には空港に航翼士用のシャワールームが完成するらしい。

基地に帰らずに空港でシャワーを浴びれるのはとてもありがたい。

完成が待ち遠しい。

輸送ヘリが来たのでヘリコプターに乗り込む。

離陸すると皆もう寝ていた。

私も眠い。

寝ることにしよう。


続く


原作 DoDo 文 ブーサ


コラム① F-2戦闘機の「F」の意味


本作の主人公青羽 零が操縦するF-2飛行スーツの元になったF-2戦闘機。

そして航空自衛隊が装備するF-15戦闘機、F-35戦闘機。

これらの戦闘機に共通するアルファベットFにはどのような意味があるのだろうか?

答えは…

そのまま「戦闘機」という意味である。

もう少し詳しく説明しよう。

このFは「Fighter」の頭文字だ。

「Fighter」を日本語にすると「戦闘機」という意味だ。


他にも輸送機は「Cargo」で「C」、電子戦機は「Electonic warfare」で「E」、空中給油機は「tanKer」で「K」(空中給油機は輸送機としての機能を持つことも多いためKCと表記される場合もある。)観測機は「Observation」で「O」練習機は「Training」で「T」と表記される。

更にヘリコプターは「Helicopter」の「H」が加わる。例えば観測ヘリであれば「OH」と表記される。

今回は自衛隊の航空機の命名規則の一部について説明しました。

今後自衛隊や米軍の航空機を目にする機会があればその名前も気にしてみてください。


コラム② 対馬の鉱山


日本書紀によると天武天皇2年(674年)対馬で産出した銀が朝廷へ献上された。

さらに文武天皇5年(701年)には対馬から金が献上された。

このことを記念して朝廷は元号「大宝」を定めたそうだ。

付近では戦後も鉛や亜鉛が産出されていたが周辺地域の汚染、採算性等の理由により1973年に閉山した。

本作では本鉱山跡からも度々カオスが出現しており付近に対馬警備隊の監視所及び攻撃陣地が所在するという設定である。

本話の舞台となった小茂田浜と鉱山跡とは3km程度しか離れていない。


おわりに

はじめまして!

『スカイドミニオン』の小説担当のブーサです!

まずは読者の皆様、本作を手にとって頂きありがとうございます。この作品は『スカイドミニオン』初の短編小説でした。拙い話ではありましたが最後まで読んで頂きありがとうございました!

今回『スカイドミニオン』という発展性のある素晴らしい作品に携わることができ光栄です。


この『スカイドミニオン』という作品ですが、元々ゲーム作品として立ち上げられたプロジェクトです。

ゲームを制作するにあたり「キャラクター」と「作品の設定」を作っていく必要がありこれまでイラスト同人誌やデモゲーム等を制作してきました。

今回は今まで作られてきたイラストやキャラクター、デモゲームを元に「作品の設定」を更に深く作っていくために短編小説を書きました。


今回は皆様に『スカイドミニオン』という作品の基本設定のほんの一部しかお見せできていません。

今後も本作品の続編を出させて頂く予定です。

その際はご一読頂けますと幸いです。

またこれまで制作してきたイラストも力作ばかりです。

どうぞご覧ください。


最後になりますが皆様へ支援のお願いです。

『スカイドミニオン』という作品をゲーム化するためには多額の資金が必要になります。

Boothではオリジナルグッズの販売、fanboxでは支援の募集をさせて頂いています。

もしよろしければbooth、fanboxを覗いて頂き支援をよろしくお願いします。

皆様の支援が力になります!

下記のQRコードからbooth、fanboxにアクセスできます。


またスカイドミニオン公式Xではゲームの制作状況や新作キャラクターのイラストを公開させて頂いています。

是非下記のアドレスからフォローをよろしくお願いいたします!

皆様のフォローが励みになります!


この度は本作品をご一読頂きありがとうございました!


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作者紹介 ブーサ

アニメや漫画、ミリタリー、野球観戦が好き。

時々短編小説を書いたりしています。

今年は自衛隊の駐屯地開放イベント、現地で野球観戦をしたいと思っています!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 他の小説ではあまり見ないような臨場感、リアリティがあった。 コラムによる解説も助かる シナリオゲームみたいな感じで静止画にキャラの音声や効果音を入れた静止画アニメーションみたいなやつを作っ…
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