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『小説家になろう』の風潮に物申す

『小説家になろう』大規模サーバメンテナンスにおける、『ぼくがかんがえたさいきょうのさくせん』 その実践と結果

作者: 鶴舞麟太郎

 2022年末、運営さんからメンテナンスの告知が入りました。が、正直「またか」と、その時は、気にも留めませんでした。


 しかし、2023年に1月20日に、再度告知が入ります。

 それによると、「2023年2月4日は、サーバメンテナンスのため、深夜(未明)の1時から、夜の7時まで、一切更新等ができない」とのこと。


 な・ん・で・す・と !!




 私は現在(2023.2.5)、毎日更新中の連載を1本抱えています。


「エッセイ好きが語る『オススメ!エッセイコレクション』(N8716HX)」です。


 内容的には、毎回1本ずつ、私がオススメするエッセイ作品を紹介しており、1月に入ってからは、毎朝7時~8時の間に投稿していました。



 ところが、このメンテナンスに巻き込まれると、予約投稿をしたとしても、掲載は19時以降になってしまいます。


 まあ、メンテナンスは重要ですから、普段でしたら「しかたないか……」と諦めたかもしれません。

 しかし、メンテナンス当日である、2月4日の投稿は、ちょうど80本目ということで、力を入れて紹介しようと考えていた回です。


 このままでは、せっかくの傑作なのに、紹介が台無し。ただでさえ、新規の読者さんが最近あまり付かないのに……。



「これは、予定を繰り上げて、メンテナンス前に投稿するしかないな……」



 こんなことを考えていたとき、私の頭の中に、1つのアイディアが、天啓のように降りてきました。




『メンテナンス中、一切ページが更新されないなら、直前に【更新された連載小説】の表紙に入っておけば、半日以上の間、そこに載りっぱなしなのでは!?』




 メンテナンス中、投稿、更新、訂正、評価、感想の記入等は一切できません。しかし、ラッキーなことに、閲覧はできるようです。


 そして、「エッセイ好きが語る『オススメ!エッセイコレクション』」の主目的は、エッセイジャンルに、一人でも多くの人を引き寄せること。たとえ、評価が付かなくても、この機会に見てくれる人が一人でも増えれば、所期の目的に十分合致します。


 これは一考の価値ありです!




 しかし、【更新された連載小説】の表紙の枠はたったの10作品。掲載されても一瞬で流されてしまうのは、よく知られています。


 そこで、私は、本当に狙って1時に表紙に載ることが可能なのか、実際に調査を始めました。








 結果は、端的に言って【可能】でした。



 具体的には、以下のようなことがわかりました。


・予約投稿可能なぴったり時刻は、毎時数十作が一度に更新されているため、掲載されるかは運次第。それ以外なら、意図して表紙に載ることは可能。


・表紙の作品は、次話が投稿されるたびに更新されているわけではなく、3~7分程度の間隔で、まとめて更新されている。


・表紙部分と『もっと見る』の中の、本当の新着作品とは、最大数分のタイムラグが生じている。

※新着作品を見た後で、表紙を読み込みし直しても変化しないことがある。




 つまり、1時ちょうどに、【更新された連載小説】の表紙に入るためには、数分前には次話投稿を行う必要があるということです。


 競争率の高い【更新された連載小説】です。更新を早くしすぎれば流されてしまいます。しかし、こと、今回に限って言うならば、逆にギリギリまで待ってしまっては、表紙が更新される前に、メンテナンスに入ってしまうかもしれません。


 そうなってしまっては元も子もありません。





 流れされるタイミングと、掲載されるタイミング。両者のバランスを考えた結果、私が決めた更新予定時刻は【0時52分】でした。


 これは、私が見た中で最長の更新タイミングである【7分】に、+1分余裕を持たせた時間です。ちょっと厳しい気もしますが、ここまできたら、もう腹をくくるだけです。









 さて、時は過ぎ、当日深夜、私はPCの前に座り、更新のタイミングを計り……。


(5、4、3、2、1、クリック!)




 さあ、もう更新してしまいました! これが早かったのか遅かったのかは数分後にはわかるはず。とりあえずは、マイページやブックマークのチェックなどをしながら時間を潰します。



 そして、0時59分、マイページに入ろうとすると……!

【メンテナンス中】の文字が書かれた画面が現れました。


 とうとう始まったようです。私はドキドキしながら、表紙の更新ボタンをクリックしました。更新された画面を下にスクロールしていきます。




 ありました! 10作中9番目ですが、からくも表紙に残りました!


 やりました! 表紙に載るという今回の目的は達成されたのです!




 安堵した私は、そのままとこに就きました。もう今日は土曜日。数時間後には起床して、職場に向かわなければなりません。


 それでも、結果に大いに満足した私は、短いながらも、大変良い眠りを得ることができたのでした。




























 さて、ここまで読んで疑問に思った方、いらっしゃいませんでしたか?



 具体的には、


「【更新された連載小説】の表紙に、『オススメ!エッセイコレクション』なんて載ってたか?」


こういった疑問です。




 実は、先ほどの話には続きがあります。


 私が朝起きて、【更新された連載小説】の表紙を見ると、既に自作の姿は影も形もありませんでした。


 そして、焦った私が、表紙に記載されている作品の更新時刻を確認すると……!


【2月4日1:00】






 そうなんです! 表紙に載っていた作品は、全て1時に予約投稿されていた作品だったんです。


 どうやら、表紙の更新は自動で行われる仕様で、しかも、掲載されてしまえば、メンテナンスとは関係が無く稼働していたようです。


 ですから、1時ちょうどまでに掲載されるように投稿された作品は、今回のメンテナンスには関係なく、普通に掲載されていたのです。




 そして、よく見たら、0時52分~59分の間に、連載作品の更新をかけた人が20人以上いました。どうやら、私以外にも似たようなことを狙っていた人はいたみたいです。


 きっと、みなさん当てが外れて天を仰いだことでしょう。



 安心してください! 同じことを考えていた人間がここにもいますよ!


 お互いに傷をなめ合おうではありませんか(笑) 




 ちなみに、4日の1時に予約投稿されていた連載作品は、全部で32作。表紙には10作が掲載されますので、確率は3割強。そこそこの高率です。


 なお、その3割の関門をくぐり抜けた作品、私が見る限り、メンテナンス中は、一切入れ替えは行われていません。評価や感想こそ入りませんが、これ以上無い宣伝の機会が得られたのではないでしょうか。


 その方々には素直に「おめでとう!」と申し上げたいです。







 最後に。今後も同様のメンテナンスが行われる可能性はあります。もし、そのような機会を有効活用しようと考えるなら、是非、予約投稿を利用しましょう。そうすればメンテナンス開始と同時に掲載されます。


 そして、後は、運を天に任せるしかありません!


 運が良ければ長時間にわたって【更新された連載小説】の表紙に居座れます。


 運が悪ければ、一切人目に触れることなく消えていきますが(笑)








 せっかく宣伝しようと思って頑張ったのに、ほとんど得るもながなかったので、悔しくて書きました。

 と、いうことで、大々的に宣伝するはずだった『オススメ!エッセイコレクション』は、下のランキングタグから跳べるようにしておきました。気が向いたら覗いてやってください。各紹介作品には直接ランキングタグからアクセスできる親切設計ですよ!


 あと、80本目で紹介した作品のタイトルは、シサマさんの、『趣味人作家が見た新たな景色、そして手にした「心の印税」』です。これも下のランキングタグから跳べるようにしときましたから、ぜひ読みに行ってくださいね!

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― 新着の感想 ―
[一言] メンテ中でも、「小説を読もう」の新着とか、小説自体の閲覧はできたんですね。 マイページのブックマークからばかりたどっているので、メンテ最中はなろう全体が落ちている感覚でした。 予約投稿でど…
[良い点] 実際にやってみてどうだったかを書いてらっしゃるところ [一言] やって良い風潮のよう(* ´ ▽ ` *)なので、次があれば、ガンガン狙うスタイルでいこうと思います。 その為にも、とっても…
[一言] 結局は運だったかーw 誰もが一度は考えますよね(^-^; でもなかなかうまくいかないって言う。 表紙に乗れた人たちは運が良かったんだなぁ。
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