表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/17

03・ダッキさんマジ妲己様

 そんなこんなで異世界言語ワンセットと異世界の常識をスキルでいただきました。

 聞いたらレベルとステータスの有る世界だそうな。ゲームか。

 で、私のステータスがこちら。


name TAMAMO

age 274

Lv error

HP E9999. overflow

MP E9999. overflow


STR E999. overflow

VIT E999. overflow

DEX E999. overflow

AGI E999. overflow

INT E999. overflow

LUK error


skill

・言語理解(惑星上全言語)

・世界常識(惑星全域)

・生活魔法


 いや、なんだこれ。しかもエラーの表示方法、電卓かよ。

 あ、生活魔法は持ってないと変に思われるとの事で取得させられました。

 アイテムボックスとかストレージとかは要らん。


「ステータスにマトモな表示が一個も無い件」


『タマモさんが生物の範疇に無いのが原因かと……』


 あー、異世界でもそうなるのね。


「これって年齢以外、意味無いですよね」


―解析終了。『人化』後の姿もデザインしてみました―


 おー、ダッキさん待ってたよ。ささ、遠慮無く『人化』してみて。楽しみだわ。


 私は『みくりや丸』から離れる為にライフライン(命綱)を外してランプドアからおっかなびっくり外に踏み出す。

 一応、イスカリアお姉さんからは大丈夫って言われてるけど、怖いのは怖い。

 え、なにこれ、見えないけど地面みたいになってる。


―人化プロセス実行します―


 ダッキさんの宣言でランプドアが閉まる。

 おお! 『みくりや丸』が光に包まれて縮んでく。なんとなく人の形になりつつ、更に縮んで百七十センチくらいになったら、手足の輪郭とかがはっきりしてきた。

 そして一際眩しく光ると、そこには人化したダッキさんが。


 ふさふさの金色に輝く尻尾。ピンと立った、これまたふさふさの毛に覆われた狐耳。いやー色違いで私とお揃いの姿にしてくれたんか。

 そして、切れ長で少し吊り気味の目に、鼻筋が通っていてセクシー唇の、整った妖艶なお顔。

 美女だ! 傾国の美女がここに居る! 

 で、豊かな推定Gカップ以上は有りそうな形の良いお胸に、細く括れたウエスト。そこから張りの良い腰を通って太ももに続く優美でなだらかな蠱惑的な曲線。足首なんかキュッと締まってるし。

 私の持ってた『妲己』のイメージまんまだわ。ダッキさんマジ妲己様。


 ん? ダッキさん素っ裸! 生えてないから大事な秘密のとこまで見えてる! 何もそこまでリアルにデザインしなくても!

 ほら、イスカリアお姉さんなんか白眼剥いちゃってるし!


―タマモ、人化は出来ました。けれど身体の動かし方が学習できてないので動けません―


 あー、ダッキさん、手足なんか無かったもんね。そりゃ動けないか。


「お姉さん、イスカリアお姉さん。白眼剥いてないで。こーゆーのに、なんか便利なスキルとか無いですか?」


『はっ! 神よりも神々しいモノを見た気が。って、気のせいじゃなかったー!』


「あーもう。ダッキさん、ごめん。一度『みくりや丸』の姿に戻って貰えるかな? フリーサイズの船外作業服取って来るから」


―それには及びません。この姿でもランプドアを展開出来るみたいです―


 すると何も無い空間が開いてランプドア出現。


『えーっと。身体基本動作と言うのがありますので、それで解決するかと』


 あ、済みません。イスカリアお姉さん。調べてくれてたんですね。


『はい、ダッキさんに付けましたので確認して下さい。因みにステータスには出ませんが、ダッキさんはタマモさんの眷属扱いになってますから』


 ダッキさんのステータス、私からも確認出来るんだ。どれどれ。


name DAKKI

age 200

Lv error

HP E9999. overflow

MP E9999. overflow


STR E999. overflow

VIT E999. overflow

DEX E999. overflow

AGI E999. overflow

INT E999. overflow

LUK error


skill

・人化

・言語理解(惑星上全言語)

・世界常識(惑星全域)

・生活魔法

・身体基本動作



 うん、知ってた。全く予想通りでした。本当にありがとうございました。

 で、ダッキさんの年齢……。確かにね、私が営業資格・免許取った後に実装して貰ったからね。仕方ないね。

 くうぅ、どう足掻いても私の方が年下に見えるよね……。確かに身長百五十二センチのちんちくりんだよ! 童顔たぬき顔の地味顔だよ!


『言うほど地味でも無い気がするんですが……』


 シャラップ! そこ、思考読まない!


―着れましたよ! タマモ―


 おお、なんかダッキさん嬉しそう。ちゃんと船外作業服を着てるよ。

 あれ、ヘルメットしなくても良いのか。


「イスカリアお姉さん、ここって真空じゃないの? 会話出来るなら私もヘルメット外したいんだけど」


 私は真空中でも活動出来る。でも、外に出た時にダッキさんとの思考リンクが切れたら大変だからと、通信での音声会話の手段とし空気を満たしたヘルメット被ってたんだけど。


『はい、会話は可能です』


 そんじゃ外すか。ふぅ、清々した。耳が圧迫されて鬱陶しかった。


『準備も出来たと思いますので、そろそろ召喚先へと送ってもよろしいでしょうか?』


「そうですね。仕事途中で契約不履行になってしまったのが心残りですけどね」


 こんくらいのイヤミは許されると思う。飲み友達の営業さん、ごめんね。保険には入ってるし、遭難扱いになるだろうから、損失は補填されるだろうけどさ。信用がね……。


「ダッキさーん! 嬉しいのは分かるけど、そろそろだってー! はしゃいでないでこっち来てー!」


「ごめんなさい。今行きます」


 おおう。ダッキさん声まで艶っぽい。走ると船外作業服越しでも、たゆんたゆんしてるの丸分かりだよ。後で下着とか何とかしないとなぁ。


『召喚される場所はベハッシェアインロイヒテンデスラントウンターアイネムグローセンカイザー国です』


「なげーよ! 覚えさせる気あんのかよ、その国!」


「記憶しました」


 流石ダッキさん。改造されてても私には無理だわ。


『それでは、今回はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。後で上の上からもお詫び申し上げるように伝えておきますので』


「上司スルーなんだ……」


『それはもう。今度と言う今度は、上の上に締めて貰います』


 イスカリアお姉さん、親指立てて良い笑顔。と思ったら、親指を首を向けたら横にスッと動かした。

 イスカリアお姉さんが課長だとして、その上は部長、そしてそのまた上って……、普通は本部長とか常務か。部長シぬわこれ。


「特に使命とか無いんですよね? 暫くダラダラ過ごしてから宇宙に出るかもしれませんけど」


『はい、それはもうご自由にお過ごし下さい。あ、一つだけ。本当に、本当に事の序でで良いので、今回召喚を行ったベハッシェアインロイヒテンデスラントウンターアイネムグローセンカイザー国を締めていただけますか? 本当に事の序でで良いので』


()ッて欲しいんですね。分かります」


『おほほほほほ』


 管理者にこんな事を言われるなんて、色々とやらかしてる国なんだろうなぁ……。まあ、行ってみりゃ分かるでしょ。

 ダッキさんが居れば怖いもの無しだしさ。


 そして私達は光に包まれて召喚された国へと送られた。


 浮遊感も何も無し。景色が瞬間で切り替わると、私達は石造りのやたら広い部屋に居た。

 灯りは篝火(かがりび)かな。酸欠大丈夫?


 おうおう。ミヨちゃんに読まされた異世界テンプレものよろしく、足下には魔法陣。周りには全身鎧の騎士か兵士っぽい人達。その外側には暗い色のローブを来た魔法使いっぽい人達が囲んでる。


一番遠くの奥に居た、なんか偉そうな人が大声で、私達に声をかけた。


「℃##○△☆! ¢¢%℃◆◇◎○○!」


 あれ? 言葉が分からん!

 イスカリアお姉さーん! スキル動作不良だよー。


※タマモ

 身長152cm(狐耳含まず)。

 たぬき顔の(自称)地味顔。実は所謂『平均顔』で美少女に分類されているのを本人は知らない。

 銀髪セミロングのストレート。瞳色・碧

 Dカップ(自己申告)

 地球人だった頃のメンタルは既に無い。


※ダッキ(人化)

 身長172cm(狐耳含まず)

 切れ長の目に鼻筋が通って艶やかな唇の妖艶美女。

 金髪ロング(腰まである)ゆるふわウェーブ。瞳色・蒼

 推定Gカップ(タマモ判定)

 タマモからダダ漏れしていた妲己のイメージを参考に人化。本人気付いて無いがタマモ自身の理想像。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ