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精神障害を患って思ったこと。

作者: アナ

2年前の9月、私はパニック障害と、その後うつ病と診断された。


そんな私が思うことは、周囲の理解の大切さと医者に恵まれるかどうかということだ。




まずは周囲の理解について…


私は運がいいと思う。


なぜなら家族が理解してくれたということと、支えてくれる友人がいたからだ。


とは言っても、「弱いからだ」「迷惑だ」と言う周囲の人間もいた。


最初は支えてくれていた彼氏も離れていった。


私もパニック障害になるまでパニック障害という病気を知らなかったし、うつ病に対しても少なからず誤解している部分があった。


実際になってみて、そしてたくさん勉強してやっと正しく理解できた気がする。


だから、患ったことがない人にも、真剣に勉強したことがない人にも理解されないのは、ある意味仕方ないとも思う。


それでも理解されたいと思うのが人間なのだろうか?


まあ、そう思わない人もいるとは思うけど…




次に医者に恵まれるかどうかについて…


私は最初、とにかく眠れない症状を改善したくて、近くに精神科(心療内科も含む)が無かったこともあって、内科を受診した。


言われたのは“眠れない”で調べれば、どこのサイトにも出てくる眠りにつきやすくするための方法と、「若いから眠れないわけがないんだけど…」という意味不明な言葉。


他の医者には「職場に迷惑だからはやく辞めて、畑仕事でもしてろ」と言われた。


農家に失礼だと思う。


それでもこの2人の医者は内科で、精神科を専門としてるわけではないと自分に言い聞かせれば諦めがつく。


問題なのは心療内科を名乗ったある個人医院。


こっちの話は全く聞かない。


自分の自慢話ばっかり。


「もっと強くなんなきゃ」と言う。


薬は“嫌いだ”という理由でほとんど出してくれなかった。


おかげで症状は悪化し、薬で眠れていたのが寝れなくなった。


それでも、私の病気を診断してくれた医者がいい人だった。


なかなか言葉が出てこない私を待っていてくれたし、向き合い方のヒントも与えてくれた。


そして、実家に帰った今のところで出会った医者も、ちょっと若くて頼りなそうなところはあるけど、親身になって話を聞いてくれるし、再就職を応援しサポートして下さっている。




パニック障害になった時点で周囲に理解があれば、うつ病にはならなかったのではないかと思うこともある。


そして、今でも「理解してもらえない」と思い悩むこともなかったのではないかとも思う。


それでも、理解し支えてくれる人たちがいることに感謝している。



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