漫才(改正あおり運転罪)
二人「どうも~。サイコパスな漫才やるよ~」
ボケ「いや~。最近、あおり運転の罰則が厳しくなったのに、あおり運転が減らないねえ」
ツッコミ「妨害運転罪な。5年以下の懲役か100万円以下の罰金だ」
ボケ「軽い罪だよな~。人の命に関わる事なのに無断アップロードのが罪が重いって。おかしいよ、カテジナさん!」
ツッコミ「カテジナって誰?」
ボケ「ビクトリーガンダムの登場人物」
ツッコミ「それは置いといて、確かに軽い罪だな」
ボケ「そこで俺は考えた。あおり運転を劇的減らし、尚且つこの先、日本に待ち受ける国難も解決しちゃう名案を」
ツッコミ「怖いこと考えてない?」
ボケ「聞いてくれるか」
ツッコミ「一応、聞こう」
ボケ「俺が考えた改正あおり運転罪は、ポイント制にする。あおり運転をするとポイントが貯まり、一定ポイント貯まったらある場所に連れていかれる」
ツッコミ「お得感があるシステムだな。連れていかれる場所ってキャバクラか?」
ボケ「いや。福島第一原発。メルトダウンを起こした」
ツッコミ「ちょっと待て! お前やっぱり怖いこと考えてるだろ?」
ボケ「まず、人の生き死に関わる妨害運転罪をしたら一発アウト。そしてポイントが貯まった犯罪者を福島第一原発へ連れていき、廃炉を手伝わせる」
ツッコミ「なんだ、それだけか。廃炉には30年から40年は掛かるらしいな」
ボケ「俺の計画では5年で終わる」
ツッコミ「5年!? お前やっぱり怖いことを…………」
ボケ「今、ロボットで調査作業をしている高放射線量の原子炉格納容器内に、犯罪者を送り込み、素手で燃料デブリを取り出してもらう」
ツッコミ「死んじまうぞ!」
ボケ「どうせ、あおり運転をするような奴らはそのうち人殺しになるじゃん? だったらリサイクルしないと。死刑確定した囚人も福島第一原発へ送る。未来への投資でリサイクルだ」
ツッコミ「怖すぎる……人権派が黙ってないぞ。それに犯罪者なら逃げちまうんじゃないの?」
ボケ「お前は、ゼノギアスを知ってるか?」
ツッコミ「初代プレステのRPGだよな。昔プレーしたよ。それがなんだ」
ボケ「ゼノギアスに出てくる爆弾首輪を福島第一原発に送り込んだ犯罪者に付けちまえばよか」
ツッコミ「逃げ出した奴の頭をリモートでドカンか。っておい! ここは日本だぞ。そんなことが許されるわけない」
ボケ「大丈夫。リサイクルだから。最近、持続可能な社会を作ろうって言われてるだろ? この改正あおり運転罪は究極のSDGsなのさ」
ツッコミ「もしお前があおり運転したら?」
ボケ「…………爆弾首輪を付けられる前に逃げる!」
ツッコミ「ダメだこりゃ。もういいよ」
二人「どうも、ありがとうございました~」