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4話

朝の騒動を収めギルドに向かう途中、馴染みの武器防具屋に立ち寄る。


この店は帝都でも一番のお店だったが、店主のダンさんが倒れてからは周りの店に客を取られている。


ダンさんと知り合ったのは、冒険者になったその日に装備品を買う為入った店がダンさんの店だった。


店に入って驚いたのはダンさんはドワーフだったからだ、本来ドワーフなどは人との交流を控えており、人の街中ではまず見る事が無い。


購入の際、装備について色々教えてもらい、さらには値引きまでしてくれた。


ダンさん曰く『おまけしとけば固定客になってくれるだろ?』と、言われ固定客になったのだった。


かなり変わり種のようでドワーフのイメージがガラリと変わってしまったのを覚えている。


そんなダンさんだが、奥さんんは既に亡くなっており娘と一緒にこの店を切り盛りしていた。


店に入ると娘のミンがカウンターの奥で、椅子に座り店番をしていた。


「いらしゃいませ、…ってニュート達か。」


「よ!ミン久しぶり!」


ミンはダンさんの娘で、白髪で後ろで三つ編みにしており長さは肩まで、身長115㎝、色白でワイルド系の美女だ、身長のせいで子供に間違えられるが、年齢は18歳と成人しており、ダンさんの技術を学ぶべく弟子入りしていた。


「なんとドワーフではないか!主殿の下に来ぬ・うが!」

ビューヘルンがまた変な事を言い出したので、だきかかえて口を手で覆い黙らせた。


「な、なにこの子?主殿ってニュートの事?」戸惑うミン


「こいつの言うことは無視しててくれていい、所でダンさんは?」

「フガフガ」

俺は話が進まなくなりそうなので無視するように言い話を進める。


首を横に首を振りながら「寝込んでいる。」


「そっか、顔を見たかったんだが仕方がないな。」

「フガフガ…」


「親父の顔を見に来ただけ?」

「いや、新しく装備を買い替えのため、見積りをお願いしようかと思って。」

「ピクピク」


「それなら私が見積もるよ。」

「15日後ぐらいに頼めるか?まだ金の都合が付いてない。」

「ピク…」


「了解、何種類か候補を考えとくよ。」

「おう!よろしく。」

「………」


「それと…そいつ死にかけてるよ。」


どうやら口だけではなく鼻まで覆っていたようで、青い顔をし白目をむき、グッタリするビューヘルン、慌てて拘束を解き放つと床に倒れこみ、頭を【ゴツン】と打った。


「カッハ!ハァハァ、・・・死ぬかと思ったではないか主殿!」

頭打った同時に息を吹き返し、起き上がり抗議してくる。


「これだけ元気だと大丈夫だな。」

「我を何だと思っておる!」

「変態ロリ邪剣だろ?」

「違う!変態ロリ聖剣じゃ!」

「訂正するのそこだけかよ!」

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