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2.目が覚めたら…

続きの追加の仕方がよくわからなくて時間がかかってしまいました…

メモの使い方もよくわかってなくてやっと成る程!ってなりました←

誤字脱字多いですが暖かく見守ってやって下さい


「……様!………!」


誰かが私の身体を揺する。


遠くで何かを呼ぶ声が聞こえる。


きっと事故に巻き込まれた私を誰かが生きてるかを確認するのにしてるんだろうな…


と、思っていたのだが鉄鋼が当たったであろう場所は全く痛くない。


それどころか血が出ているような感覚もない。


私は事故に巻き込まれたんはずなのに何故?


そう考えているうちに私の身体はさらに揺すられまるで地震の様だ。


起きます、起きますからそんなに揺すらないで…


そんな思いを込めてゆっくりと目を開くと、そこには見覚えのない顔が数名と驚きの光景が待ち受けていた。


「よかった…!!お怪我はありませんか!?」


「お庭に出た途端いきなりお倒れになられたのですよ!どこか具合が悪いのですか!?」


………ん?


いったい何がどうなって…


改めて自分の状況を確認しようと自身を見て驚いた。

手が小さくなっている。

おまけに身体も小さくなっていた。

見た感じ6歳?7歳?と言ったところだろうか。

肌の色も働いていた時の様なちょっと焼けた様な色ではなく、綺麗な色白の肌。

近くに掛けられていた鏡を見るとそこに映っていたのは良く知る自分ではなかった。

天使の輪が輝くシルバーブロンドの長い髪。

アメジスト色をした瞳。

幼さの中にも凛とした顔つき。

いま自分が寝かされていたふかふかの大きなベッドには細かな細工が施され、椅子やテーブル、クローゼット、部屋の中全体的に中世ヨーロッパの様な作りになっている。

さっきの掛けられている大きな鏡の縁には宝石の様なものが埋められていてとても高そう。


あぁ、こういう部屋憧れてなぁー。今回手掛けた乙女ゲームの中にもこういう部屋あったな…凄い、そっくり…



本当にそっくり…………じゃない!



まんまじゃないか!!



この前の際打ち合わせの時に、やっぱりご令嬢は気高く咲く薔薇の様な存在じゃなくちゃね!と気品溢れる調度品の数々を追加した。


その結果、豪華だけどいやらしい豪華さではなくてその中に気品と美しさがある最高の仕上がりになり原作者と一緒に喜んだのはまだ記憶に新しい。


「どうかなさいましたか?もしや、まだお加減が良くないのでは?」


どうやら相手には考え固まっているところを調子が悪いと見られた様で心配そうな顔でこちらを覗き込まれた。


「いえ、ご心配なく。大丈夫で……っ!?」


大丈夫です。と答えようと相手の顔を見た時だった。


この人見たことあるぞ!!


私が制作に携わっていた乙女ゲーム“Love Phantom”に出てくる悪徳令嬢付きの侍女の1人。


その名もマリー・アルティナ。


設定では令嬢が幼い頃から本当の姉の様に慕っていた人物でマリーも令嬢の事を本当の妹の様に可愛がっていた。

だから令嬢がワガママや嫌がらせなどを行う際は止めるどころか、ご令嬢の為ならと手を貸して最後には2人揃って裁かれるという事になっていたはず。


今の私の容姿と部屋の様子、侍女の顔といいゲームのプロローグの内容がすべて一致する訳ではないが出てきていた挿絵のまんまだった。


これはこれは俗に言う“転生”ってやつでは?

しかも、悪徳令嬢ミュリエル・クロライアとして。

そうなると呑気になんかしていられない。


「お嬢様…?」


「本当に大丈夫だから。でも、もう少し静かに横になりたいから…。1人にしてもらっても?」


「かしこまりました。何かありましたら必ずお呼びくださいね。」


「ごめんね、ありがとう。」


私がそう言うと何故か何人かの侍女が驚いた顔をしていたがマリーが部屋を出るとその後について出て行った。


私はそそくさとベッドから降りると近くにあった紙とペンを取り覚えている事を書き出そうと机にに向かった。






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