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目黒琥珀の異世界転生論  作者: ウェハース
第二章【極小国家・シエロ】
31/45

【アルセリエ・ロード】

ようやく始まりました。



 「俺の名前は目黒琥珀、もうすぐ冒険者になる"転生人"だ。」


 彼女には隠し事はしない。それがこの場で俺が勝手に決めたルールだ。

 

 「えっ…"転生人"!?」


 案の定彼女は驚いた表情を見せるがすぐ己の驚いた顔を取り繕う様に元の表情に戻すと自身の事項紹介を始めるのだった。


 「…私はアルセリエと申します。」


 少しだけ恥ずかしそうに彼女は自身の名を告げるが、それでもまだ俺の様に心を開いていないのか、試しているのか…自分の名前以外を語ろうとはしなかった。

 

 「単刀直入に嘘は交えず俺の心の内をアルセリエ、君に話そうと思う。」

 

 そう俺が言うと彼女は息を呑んだ様な気がした。


 「先程、メイガスさんと俺の話を聞いていたなら予想は出来ると思うが俺は一人の家族として、仲間としてお前を買おうと考えている。」


 彼女の表情は俺の言葉を聞くとピシリと固まる。

 何かしら理由を付けて奴隷を買う事について自身を正当化しているだけだと言われればそれまでだが、今までの自身の常識を投げ出してでも彼女が欲しいと考えてしまっているのだ。 

 だから、せめて彼女を何の為に買い、何の為に欲しいのか。それはハッキリさせておかなければならない。

 

 アルセリエは固い表情のまま俺に問いかける。


 「琥珀様が私を買われるのは構いません。…ですが、メイガス様も言われた通り、生れながらにして眼が見えません。まともに歩く事もままならず、きっと琥珀様の役に立つ事は出来ません。メイガス様も言われましたが、私を買われるのは止した方が良いかと思います。」


 俺は笑う。それは何故か…それはアルセリエが先程まで俺に対して抱いていた感情が分からなかった。

 だが、彼女のこの返答で俺の暗雲は完全に晴れる。間違いなく、意識しているのかしていないのかは別として彼女は俺を試しているのだ。

 ならば、俺も彼女へそれ相応の対応をしなければならないだろう。


 俺は足を組んで笑ってみせる。

 とりあえず、言いたい事は色々あるが…まずは"これ"だろう。


 「アルセリエ、それはおかしい。」

 「えっ…?」

 「今お前は眼が見えないと言った、それは間違いないだろう。

  だがその後言った『歩く事もままならない』…それは嘘だろ?」


 アルセリエは答えない。

 別にそれでもいい。

 俺は何も答えないアルセリエを代弁する様に答え合わせをしてやった。


 「視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚、それらは俺の居た世界では"五感"と呼ばれる人が生きるのに必要な基本感覚だ。

  アルセリエ、お前にはその内の視覚がない。」


 俺はアルセリエの心の内に広がる薄皮を一枚一枚丁寧に破いていく。


 「まぁ、五感だけではなく他の部位でも言える事なんだが…。

  人の身体は存外しぶとくてな、人は身体の一部を失うと他の何かで補おうとする。

  まぁ、これ以上の説明は面倒だからハッキリ言うよ。

  お前は確かに眼が見えないが、その代わりに音や風…それに魔力によって周りの状況を人が眼で見る以上に把握しているだろう?」


 アルセリエは眼を閉じたまましっかり顔を上げて俺の眼を見つめ答える。


 「琥珀様、それはいつから?」

 「初めからだ、メイガスさん達は気付いていないだろうがな。」


 メイガスさん達の彼女に対する反応を見るにこの世界ではアルセリエの様な事例は少ない事が見て取れる。

 それとも片腕や片足の例があっても、まさか"視覚"から同じ現象が起きるとは思ってもいなかったのだろう。


 彼女はしっかりと椅子に座り直すと、真面目な表情で真っ直ぐと俺を見つめた。


 「琥珀様、先程までは失礼しました。私の名前はアルセリエ・ロード。

  四大騎士名家の一角"ロード"の家に生まれ、そして間引かれた者です。」


 そうして、漸く話し合いは始まる。

 

 「漸く話し合いが出来そうだな。」

 「はい!」



 ◇◆◇◆◇◆◇



 正直私の胸は生まれて初めて高鳴っている。


 あの家で私を産んだ母は親子諸共、私の"盲目"と白い髪、そして女であるせいで散々な目をにあった。

 兄弟では一番下だった私は兄弟に苛められ、父の他の妻達に苛められ。

 馬車小屋の様な部屋に押し込められても忌々しい位"父親(ロード)の血"が騎士である事を強制する。

 与えられる剣も無く、木の枝を振り続け…いつか報われると信じて。


 それでも現実と言うのは無常だ。

 二年前、まだ私が8つの頃にとうとうロードの家は私と母を売り飛ばし、無かった事にした。

 それからと言うもの、母とは離れ離れになり私は更に暗い地下に押し込められた。

 それでも私は何時か来るかもしれない時に備えて準備をしていた。

 他の子供達に除け者にされようと、何を言われても、何をされても、碌な食事も私には与えられず日に日に死に近付く自分の身体を顧みずにただ、ただ私はこの時の為に頑張り続けたのだ。


 以前から曖昧ではあったが、周りを知っていた。あの地下でじっと感覚を研ぎ澄ませている内に何時の間にか私の感覚は眼に追い付いて追い越した。

 扉の向こうから誰かが来る事も、そして私を抱き上げてくれたあの感覚も。

 ちゃんと知っている。

 

 ここまで琥珀様にお話ししても彼は全く驚かない。

 少しは驚いて欲しいと思う辺り、まだまだ私は子供なのだろう。

 よくやったと褒めて欲しいと母の様に頭を撫でて欲しいと思えば思う程私は彼に惹かれて行く。


 もっと彼の事が知りたい。


 「メイガス様は私の事を知れと言われましたが、私は琥珀様の事も知りたいです。」


 私がそう言うと彼は少しだけ驚いた顔を漸くしてくれた。

 少しだけ困った顔をしたものの、しっかりと私に自身の事を教えてくれた。

 

 「…と、こんな所かな。」


 何と、彼は生前神様を敵に回していたのだった。

 彼もこの世界に来る前は身体中に傷を負い、病を抱え…その先に死を迎えて此方に世界に来られたらしい。

 

 此方の世界に来た後も私ですら知っているエンフィル・シャンデール様、そして騎士ドルゲ様達と出会い、御伽噺に出て来る神域リエンの地にて互いに手を取って戦ったと言うのだ。

 これはまるで本でも読み聴かされている気分だ。


 琥珀様から最近の事も教えて頂き、私を買った後の話に繋がった。


 「とりあえず、俺の最終目標は旅の末…王都に辿り着く事だ。お前を手に入れたら俺と同じ冒険者になってもらう。それからこの街の迷宮を攻略してある程度お金を貯め、馬と馬車と買って街を出ようかと思っている。」


 自分でもびっくりするくらい興味深々にその話を聞きながら、どれだけのお金がいるのだろうと皮算用を始めているくらいにはもう私はこの人の従者のつもりである。


 それからも話は盛り上がり、その後の話は続く。

 気が付けば思った以上に時間が経ち、琥珀様が半笑いをしながらこれ以上メイガス様を待たせるのは悪いと仰ったので互いの話はお開きとなった。


 琥珀様は立ち上がり、ドアを叩く。

 少しするとメイガス様が部屋の来て、着替える様にとメリィさんが私を連れて行く。

 その時も私は琥珀様との約束の通り、"盲目の少女"を貫いた。

 


 ◇◆◇◆◇◆◇



 アルセリエが去った後、部屋に残ったのは再び俺とメイガスさんである。

 

 「琥珀殿、彼女との話はどうでしたかな?」

 「ええ、思った以上の収穫がありましたよ。」


 俺がそう言うと、メイガスさんは『ほぉ…』と言って目を細めた。


 「では、思いは変わりませんかな?」

 「はい、俺は彼女が欲しい。」


 その言葉にメイガスさんは思った以上の笑顔で返してくれた。


 「其方はそれで良いとして。それで、私と話したい別件とは?」


 そう、メイガスさんはこの部屋からアルセリエを連れ出した後、元の部屋に戻り茶を勧めて来たのだが俺は商人である彼へ別件で頼みたい事があったので他の眼が無さそうなこの場所を希望してメイガスさんにお願いしたのだ。


 「ええ、それなのですが…。」


 そう言って俺は鞄の中から"白霊の庭園"のレイスから手に入れた"霊府の布"を机の上に置いた。


 「ほぅ、これは珍しい。"霊府の布"ですかな。確か今市場では数がかなり少なく高騰していたと思いますが、まさか琥珀殿があの迷宮で取って来られたのですかな?」


 俺は正直に頷くとメイガスさんは素直に驚いた。

 

 「ほぅ、琥珀殿はもうそこまで強く…。」

 「いえ違いますよ、少しだけ特殊な要因で倒せるようになっただけで俺の強さはあの時からそこまで変わってはいません。」


 メイガスさんは少し考える仕草をしたが、すぐにそれを放棄する。

 どうやら事情を深くは聞くつもりはない様だ。


 「頼みたい事とは他でもない、メイガスさんにはこれを買い取って欲しいんだ。」

 「これを私に? 確かに可能ではありますが、琥珀殿は折角冒険者ギルドに所属しているのですから其方で買い取って頂いた方が―――」


 そこまで言って、メイガスさんは俺の意図に気付いた様で言葉をスッパリと止めた。


 「成程…目立ちたくない。ですかな。」

 「ええ。これからあの迷宮に入る度に何枚も纏めて持ち込む事になると流石に冒険者ギルドで目立ってしまうんですよ。」

 「あまり聞かないつもりでいましたが、琥珀殿の"運気"の値だけ…これだけは教えて頂きたい。」

 「Aランクです。」

 

 そう言うと、メイガスさんは頭を抱える。


 「琥珀殿、私が隠居人でなければ専属買取契約を打診していた所でしたよ。」

 

 初めから分かっていた事だが、運気Aとはメイガスさんが俺の無知に頭を抱えるレベルの値だったらしい。


 「宜しい。琥珀殿と私は最早友人、友人の助けとあれば喜んで協力致しましょう。」

 「それは有難い。レートは冒険者ギルドと同じくらいでいいかな。」

 「冒険者ギルドではいくらで買い取りを?」


 俺が800ステラだと伝えると、メイガスさんはまた頭を抱える。


 「現在何処でも高騰している"霊府の布"が800ステラ。市場に流せば最大で3倍程の値段になると言うのに冒険者ギルドは何をやって…。確かに冒険者ギルドは地域に優しく買取価格から殆ど額を変えずに地元へ売り流していると聞きますが、これはやりすぎでは…?」


 メイガスさんは俺には訳の分からない事をブツブツと言いながら頭を抱えている。

 一しきり言葉を吐き出し終わったのか、メイガスさんは頭を上げると仕方ないと言いながら冒険者ギルドのレートに合わせてくれた。

 商人としては適正価格で買取たいのだろうが、メイガスさんはシエロと言う街を取ったのだ。


 「これから琥珀殿が私の下に持ち込まれた"霊府の布"は冒険者ギルドの価格と同一の値段で買い取り、私の手で冒険者ギルドに持って行って価格交渉に持ち込ませます。どうせ他の誰ももあの迷宮から手に入れる事は出来ないのですから、一枚当たり数百ステラくらい値段を釣り上げても文句は出ないでしょう。」


 そう言うメイガスさんの口調はかなり荒くなっていた。


 「それではメイガスさん、アルセリエの価格については?」


 メイガスさんの口調がこれ以上荒れるのを防ぐ為に俺は話を本来のレールに戻した。


 「これは見苦しい所を見せましたな、申し訳ない。」 


 メイガスさんは正気に戻り、俺に謝罪すると彼女の価格について頭を捻る。


 「正直昨日の今日で彼女のステータスも確認しておりません。

  ですので、子供が売りに出される特に特殊な物も何も無い平均的な価格帯である10万ステラ。

  それに白髪である事と盲目である事、労働力としては期待出来ないと考えると30000ステラ程が妥当だと思われます。」

 「文句は無いよ。」


 どうやらアルセリエとの作戦は成功である。

 俺の持ち金は先日のオーク討伐と魔石売却で36600ステラ、結構ギリギリである。

 奴隷がどんなレートか知らない俺にアルセリエが教えてくれたのだ、昨日の今日でまだ自身のステータスが確認されていない事、そして盲目の少女を装い続ける事で自身の価格が大きく下がる事を。


 俺は鞄から30000ステラを出して机に並べる。


 「確かに頂きました。」


 一気に乏しくなった袋の中身を見ると何処か心の底が寒くなった様な気がするが気にしない気にしない。

 それ以上のモノを俺は手に入れたのだ。

 

 俺は机に置きっぱなしだった霊府の布とお金の入った袋を鞄に仕舞うと、丁度部屋の扉を叩く音が聞こえ中にメリィが入って来た。


 「メイガス様、御用意が出来ました。」

 「分かりました。琥珀殿、御用意が整った様です。店の入り口の方へ来て頂けますかな。」


 そう言ったメイガスさんとメリィの後ろを着いて店の入り口に向かって行く。



 ◇◆◇◆◇◆◇



 店の入り口に着くと、メリィさんがアルセリエを連れて来る為にすぐ隣の部屋に入って行く。

 

 メイガスさんはそれを確認すると俺にもう1つ忠告した。


 「琥珀殿、彼女が此処に到着しましたら奴隷契約をさせて頂きます。それまでは万が一も有りますから、何も物は渡さぬ様に。」

 

 何故だと聞くとメイガスさんは考えれば至極当然な事を俺に教えてくれる。

 

 「通常の奴隷商ではあまり無いのですが、契約前の奴隷が主人の刃物や金銭を奪い逃げだしたと言う事件が有ります。特に彼女が以前居たのは闇商、それくらいの用心はしていても問題は有りますまい。」

 「成程」


 それは丁度いい。

 この時の俺の顔はきっと悪人の様な顔をしていたに違いない。


 ガチャリと入り口の隣の扉が開くとメリィに手を引かれ、アルセリエが"歩けない盲目の少女"を装い此方に歩いて来る。

 服も彼女に合う長めの茶のケープに赤白の少しだけ長めのスカート付きの服装へとパワーアップを遂げていた。

 少なくとも俺の来ている服より何倍も上等である。


 「待った。」


 店の入り口、その敷居の一歩手前で俺はメリィとアルセリエに待ったをかける。

 少なくともこの行動をメイガスさんとメリィは何事かと言った眼で見ていた。


 「メリィさん、アルセリエの手を離してやってくれませんか?」

 「え、いいの?」


 そう言って、メリィはメイガスさんを見ると少し考える仕草をしたがその意図には辿り着かない。


 「ただ、この店を出る一歩は彼女の手でやらせてあげたいだけですよ。」


 そう俺が言うと、渋々メイガスさんは納得してくれた。

 メイガスさんはメリィへアルセリエの手を放す様に指示すると、彼女はアルセリエの手をゆっくりと放した。

 

 「メリィさん、有難う。」


 そう言うと彼女は悠然と一歩を踏み出すと店の敷居を越えた。

 

 そこからの次の彼女の行動にメイガスさんもメリィも驚く事になる。

 アルセリエは盲目である事を感じさせない動きで真っ直ぐメイガスさんの前まで歩いて行くと、お辞儀をした。


 「メイガス様、短い間ですが有難う御座いました。」


 そう言って頭を下げた彼女を見つめながら『彼女は盲目では?』と言って俺の顔を見たので俺は答え合わせをする事にする。


 「メイガスさん、アルセリエは間違いなく盲目です。」

 「では何故?」

 「だからこそですよ、アルセリエは自分の眼を補う為にその代わりをあの地下で完全に手に入れてたんですよ。魔力感知能力はレベル8、それに風や音の反射で眼で見る以上に彼女の景色は広がっている筈です。」 


 メイガスさんは『これはやられましたな』と言って大きく笑った。


 俺はその隙にアルセリエへ手招きすると彼女にミスリル製の短剣を手渡す事に成功する。

 この事はアルセリエにも事前に教えていなかったので彼女は短剣を持ったままポカンとしているが、しれでいい。

 メイガスさんもその状況を見て少し顔を青くするが俺はそんなメイガスさんを手で制した。


 「さて、アルセリエ。今お前の前には2つの道がある。」

 「2つの道…?」


 首を傾げて何が何やら分からない顔をする彼女の前の地面へ残ったお金の入った袋を置いて一歩下がる。


 「俺はお前を奴隷として迎え入れる気は無い。お前は自由だ。

  …だからこの先はお前の手で決めると良い。

  そこにある金とその短剣があれば当分お金に困る事は無いだろう。」


 メイガスさんもメリィも一歩も動く事は出来ない。

 アルセリエは俺の問答の意味を理解したのか、地面に置かれたお金の袋を拾うと短剣を鞘から抜き放った。


 「そう言えば、俺を殺すと言う選択肢もあったな。」


 そう言って俺は抵抗をしない意思表示の為に両手を広げて見せた。

 アルセリエが俺に一歩一歩向かうにつれて傍で見ている二人の顔色は悪くなっていく。

 ただ一人俺だけがアルセリエの選択を見る為だけに前を見つめていた。


 アルセリエが剣を構える。

 メイガスさんが走り出そうとしたが、邪魔するなとそれを眼で制した。


 アルセリエは俺の心臓までその切っ先を持って来るとその持ち手を逆手に入れ替えた。

 地面に片足だけ突いてその剣の柄を俺へと向けると、その口上を告げる。


 「この私、アルセリエはこれまでを捨て、これより琥珀様の従者として生きる事を誓います。」


 メイガスさんとメリィは肩の荷が降りたのか大きく息を吐くと、俺に抗議の声を上げた。


 「琥珀殿、私の忠告を聞いておいでか?」

 「ええ、だからこそですよ。俺は彼女へ一方的に鎖を付けたくなかった。」


 そう言うとメイガスさんは不満そうな顔をしたが、『全く琥珀殿は…』と言いながらも納得した。


 「奴隷契約はどうしますかな?」

 「いや、俺とアルセリエにそんなものいらな―――」

 「結びます!!!」


 そう叫んだのはアルセリエ本人だ。

 流石の俺もメイガスさんも予想しなかったアルセリエの答えに驚いた。


 「私は琥珀様と形ある繋がりが欲しいのです!!!」


 アルセリエはふんすといった感じで小さな身体を反らせ腰に手を当てて胸を張ると俺とメイガスさんは笑い、俺とアルセリエの右の腕には二人を繋ぐ小さい十字の刻印が刻まれた。



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