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魔剣を売ったら来世で引きこもりにジョブチェンジできた件  作者: kinako
2章『ほんの少しのやる気』
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天界>>>下界《0》

「え!天宝寺20位になったの…!?」


俺は学校に登校すると驚くべき情報に耳を疑った。


「うん…。黒城くんと王馬くんの闘いから逃げ出した他の生徒がね、自主的に辞退したの。それでね、20位の人と1対1で戦ったんだけど、その人には“能力”バレてなかったからなんとかなったよ。」


「そんなにあっさりいくとは…」


「黒城くんと王馬くんが強過ぎたおかげだね。それより、マリアちゃん大丈夫?」


「うん。大丈夫。今はすっかり元気でご飯も凄い要求してくるよ…」


「た、大変そうだね」


「天宝寺程じゃないけどね」


「…なんか言った…?」


笑顔を向けてくるが目が笑っていない。


「と、ところで…俺が学校休んでる間に他に何か変わったことなかった?」


俺は話題を逸らした。


「他には…王馬くんとウリくんが学校から消えたことかな」


「え……?」


「先生に聞いても誤魔化されるし、どうしちゃったんだろう。。。本心言うとね、黒城くんもいなくて私寂しかった…」


天宝寺は暗い表情を浮かべた。


「でも、一番辛いのは黒城くんだったのに。私…何もしてあげれなくてごめんね…」


「仕方ないよ。先生に俺が来ない理由聞いても教えてもらえなかったんでしょ?」


「…え!なんでわかったの?」


「色々と、心当たりがね…」


ドタバタして色々と見過ごしていたが、冷静に考えてみたらおかしい点が幾つもある。


「ちょっと先生に聞いてみよかな」


「じゃあ、私も行く」


「………わかった」


少し躊躇ったが天宝寺の力は何かと便利だ。


俺達はホームルームが始まる前に職員室へと向かった。


「おはよう~天宝寺さんに黒城くん。朝早くにどうしたのかな~?」


「おはようございます先生…。単刀直入に聞きますが、ウリと王馬はどこいったんですか?」


「……今はまだ言えないよ~」


「まだ?」


「私が話していいかわからないのよ~。それに、この件に関しては生徒会長さんの方が詳しいと思うよ~」


先生より生徒会長に聞いた方が話してもらえると思い、俺は引き下がった。


「……分かりました。失礼します」


「じゃあ、またホームルームでね~」


俺は生徒会長にLIMEを送ることにした。


『おはようございます。ウリと王馬について聞きたいのですが』


『教えて欲しかったら今すぐ生徒会室に来なさい』


またこのパターンか…


『たまには自分から来たらどうなんですか?』


俺からLIMEを送っておいて最低だと思っていたが、毎度呼び出されるのもめんどくさい。


「ええ。きたわよ」


「「えっ!?」」


幾ら何でも神出鬼没過ぎるだろこの人…


俺は生徒会長に二人の話を切りだした。


この時、俺はまだ…


この世界がどうなるのか知る由もなかった。

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