おまけ
やっぱり私の出番減ってる気がする…!
うぅっ…
学校に残っていた生徒と教師を避難誘導していた生徒会長を見つけたまではいいけど、私までおうち帰らされるなんて…
一応私ヒロインなんだよね…?
はっ…あの金髪ロリっ子がいるから私は用済み!?
ううん。
私の出番がなくなっても、マリアちゃんは大切な友達だもん。
ランキング戦は3日後…終わると出番なくなっちゃうのかな…うぅっ…
黒城くんは怪我治るかな…?
黒城くんが出ないなら私も、、、
って前なら思ってたけど。
今は逃げたくない!
ベストを尽くして頑張る!
「今回は俺達も出番なかったじゃねぇか!」
「そうだよ。僕の出番がないなんてあんまりじゃないか」
「うるさいわね。貴方達が生徒達に帰宅するように声掛けしてたことは誰も知らないから、ほとんどモブと変わらないわよ」
「モブじゃねえ!」
「あら?モブにどうしてそんなに反応するのかしら。」
「うるせぇ…」
「誰かさんに弄られてたもんね。くすくす。」
「じゃあ、これからは私もいじってあげるわ。感謝しなさい。」
「………。。そんなことよりよぉ、チャンスだったろ?聖剣盗んで来たら良かったじゃねぇか」
「彼、大切にしていたのよ。家族でも抱きかかえるように、寝ている間ずっと離さなかったわ。今の彼に預けるなら私も安心できる。」
「へぇ、彼って意外と優しいところあるんだね。僕はてっきり彼のこと守銭奴だと思っていたよ。」
「うるせぇ覗き見野郎。てめぇはこそこそ見つめて悪趣味なんだよ」
「君の秘密…バラすよ…?」
「なっ…」
「ベッドの下。引き出しの二段目。本棚の1番上、『ハミーポルターと賢者の道』の表紙でカモフラージュ。極めつけは会長の横顔隠し撮り写真…」
「ストップ!!!わかった!!俺が悪かっ…」
「詳しく話聞かせてもらえるかしら?」
「…」
「あはは、今日も平和だねー。」
これは…助けに行くべき?
ミカくんならきっとなんとかしてくれる…
だから、ここで見守ろう。
じーっ……
魔王は魔力に余裕がある上で“能力”も使ってない。
一方、ミカくんは天宝寺さんを庇って火傷な上、魔王から的確に急所を狙われて満身創痍。
……仕方ない。
この距離ならネックレスにいつでも戻れるし、いざとなったら飛び込もう。
きっと、ミカくんが助けてくれるよね。
でも、もし私消えちゃったら…
やだなぁ…
あの暗い部屋に帰りたくないなぁ…
やっと外に出られたのに。。
だけど、ミカくんと離れるのはもっと嫌。
…突然魔王の研ぎ澄まされた殺気を感じた。
ミカくんが危ない……!
私は気が付くと魔王の前に立っていた。
怖くない。
だって、ミカくんがいなくなる方がもっと怖い。
斬るしか能がない私に普通の生活をくれた。
そんな人を守れるなら…
私は幸せだよ。
これからもずーっと、私はミカくんのこと見守ってるから。
ばいばい。
私の勇者様。




