ランキング戦>>>中間試験《終》
俺は医務室で目を覚ました。
「…無茶したわね」
ベッドに生徒会長が腰掛けていた。
「…」
「貴方、この聖剣をどこで手に入れたの…?」
生徒会長は手にネックレスを持っていた。
「か、返せ…!!!!」
俺は生徒会長の手から奪い取ると大切に抱え込んだ。
「約束…したわね。私が聖剣を欲しがる理由を話すって。実はその聖剣、私の妹の魂が使われているのよ」
…マリア…?
「…」
「最近、近くで妹の神聖力を感じるようになって探っていたら貴方を知ったってわけ。」
「………マリアは…俺を庇って…」
「マリア…?そう。あの子のことをそう呼んでいるのね。でもね、死んでないわよ」
「………え?」
「聖剣は本体が砕けない限り、聖剣を生成するために使用された魂自体は消滅しないわ。」
「…どうすれば……」
「貴方が側について神聖力を注いであげることね。そうすれば、また帰ってくるわ。」
「俺…待ってます…」
「そう。。。貴方のおかげで全員無事よ。先生も天宝寺さんも他の生徒もね。今日のところは生徒達は家に返したわ。あなたも早く帰りなさい」
「……はい」
俺は抜け殻のように家路についた。
それから1週間、俺はひたすらマリアの側についていた。
「…朝か」
カーテンから日差しが差し込む。
だが、俺に夜明けはもうこない。
マリアさえいれば良かった…
それだけで幸せだったのに…
俺はあと何年待てばいい?
俺はあと何十年待てばいい?
待つこと自体は苦ではない。
マリアに会えないことが苦なのだ。
今日も俺はベッドに潜りパソコンと向かい合う。
ーーーピンポーン
「うるさい…」
無視することにした。
ーーーピンポーンピンポーンピンポーン
「しつこいなぁ…」
ーーーピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン
「あー!もう出るよ!出ればいいんだろ!」
俺はインターホンを覗きに行った。
あれ…誰もいない…?
「ピンポンダッシュかよ!」
俺は苛立ちながら自分のベッドへと戻ろうとした。
するとそこには、金髪美少女がパソコンに向かって寝転んでいた。
「こらこらー、引きこもるのはだめだよっ!めっ!」
俺は涙ぐみながら訊ねた。
「…どちら…様ですか…?」
「可愛い可愛いマリアだよっ。てへっ。」
俺はマリアを抱きしめた。




