表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔剣を売ったら来世で引きこもりにジョブチェンジできた件  作者: kinako
1章『引きこもりがやる気を見せるまで』
17/85

部活>>>生徒会《7》

「わぁぁ!このエビフライっていうの美味しいね!」


美味しそうにエビフライを頬張るマリアを俺はじーっと見つめていた。


俺はマリアに目玉焼きと焼き魚の作り方しか教えなかった。


難しい料理はまだ早いと思い、簡単な料理しか教えなかったのだ。


あれだけの大惨事を引き起こしたのだ。


簡単な料理を作れるだけでも大きな進歩に違いない。


だけどマリアは、使い方を知らなかっただけらしく、教えるとすぐできるようになっていた。


そんなマリアが、さっきテレビに出てきたエビフライを見て「食べてみたい」と言ったのだ。


今作り方を教えたら、きっと作れるようになる。


そう思った俺は、マリアと2人で材料を買いに行き2人で急遽作ったのだった。


そして現在に至る。


「ねえねえ、ミカくん。あーんする?」


マリアは俺の視線を感じたらしく、エビフライを俺の目の前に持ってきた。


俺そんなに食べたそうにしていたか…?


「いやいや、大丈夫だよ。マリアが幸せそうに食べるから…つい見ちゃってただけだからさ。」


「…へ?私幸せそうにしてた?」


「うん。すごく」


「もう…見ないでよ…」


マリアの顔が赤く染まっていった。


かわいい…


ロリコンに目覚めそうだったがグッと堪えた。


俺はマリアに聞きたいことがあったのを思い出した。


「マリア、ちょっといいかな?」


「ん?なぁに…?」


口いっぱいに頬張るマリアを見て質問するのを躊躇ったが、俺は踏み込むことにした。


「聖剣について教えて欲しい」


マリアの手が止まった


「誰から聞いたの…?」


「生徒会長さんだよ」


「聖剣こと知ってるなんて…魔族か天使かな…」


「…魔族?天使?」


「今のミカくんは知らなくていいことだから大丈夫だよ。…うん。聖剣については知ってる事を話すね。」


マリアは躊躇うような素振りを見せたが話を続けた。


「聖剣っていうのは、魔王を殺せる唯一無二の武器よ。先代勇者が持っていたんだけど、魔王の魔剣を封印する時に一緒に壊れちゃったの。で、今はもうないってわけ。」


「生徒会長さんは俺が持ってるって言ってたよ」


「…」


このマリアの反応、やっぱり…


「よし。わかった。ありがとうマリア」


「もういいの…?」


「うんうん。じゃあ、デザートでも買いに行こっか」


「わーい。やったぁ!」


マリアの気が少しでも晴れればと、甘いものを買いに行くことにした。


愛嬌のある笑顔で俺についてくる。


それを見て俺は決心した。



マリアはあいつらには渡さない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ