部活>>>生徒会《4》
「おかえりー。って、元気ないね?どうしたの?」
家に帰ると金髪美少女が夕飯の準備をしてくれていた。
先日、あれほどの大惨事を引き起こした人間と同一人物とは思えない。
というか金髪美少女って呼び方をそろそろ変えるべきなのでは…?
さりげなくなんて呼んだらいいか聞いてみよう。
「いや、ちょっと学校で気になることがあってさ…それよりも、“ネックレスの妖精”とか言ってたけど、名前はないの?」
「んー、名前はあるんだけどね。あまり好きじゃないの。」
「うーん…でも名前で呼ばないわけにもいかないしさ、あだ名とか考えてみない?」
「あだ名?」
「うんうん。例えば…そうだね。この雪のネックレスにちなんで雪とかどうかな?」
「えー、、それだとシンプルすぎるよ」
「じゃあ、マリアっていうのはどうかな?」
「なんでマリア…?」
「白雪姫のモデルのお姫様の名前がマリアだった…はず…」
「はず…ってはっきりしないのね。」
と言いつつもマリアの顔が少しだけ緩んでいた。
「……マリア…」
俺はマリアの耳元で名前を呼んであげた。
「はっ…耳元で囁くの禁止…っ!恥ずかしい、、、」
「じゃあ、今日からマリアって呼ぶね」
恥ずかしそうに目を逸らすマリアを見て、不覚にも可愛いと思ってしまった。
【以下は出番が少ないヒロインのために書いた番外編です。読まなくても本編には影響ありません】
「はぁぁぁぁ…」
私は自分のベットで寝転んで天井を見上げていた
私今日一日出番なかったなー
一応ヒロインなのに
はっ…!ヒ、ヒロインとかメタ発言したらダメなんだった…!!
今のところ“能力”も出番ないし
出番減っていくのかな…うぅっ…
そういえば、この“能力”眠る時にすごく便利なんだけど
自分に使えないのが難点ね。
もしかして、鏡見て目を合わしたら使えたりしない…?
よーし。鏡を見つめて…じーっ
いい夢見るぞー。
いい夢見るぞー。
あれ…?ベットの上に誰かいる…
「く、く、く、黒城くん!?」
「可愛い子猫ちゃん。今夜も一緒に暑い夜を過ごさないかい?」
「あっ…そういうのいいです。」
私は部屋から黒城くんを追い出した。
私ってこんな夢望んでたの!?
黒城くんがあんなこと言うわけないのに、恥ずかしい…
ち、違う夢にしよう。
体を触って…っと。
もう1回鏡を見て…
いい夢見るぞー。
頭がぼーっとする…
ここは…黒城くんの部屋…?
寝てる。寝顔可愛い…
少しだけならほっぺた触ってもいいよね
…ツンツン
…ツンツン
可愛い。
ふにふにして唇柔らかい…
添い寝もしちゃおっと…
あれ、なんだか…眠……
~翌朝~
「うわ!?天宝寺…?なんでここに!?」
黒城くんの声が聞こえる。
私は寝ぼけ眼でその声に応答した。
「…黒城くんの夢見てるの…えへへ」
夢だから抱きついても大丈夫。
私は抱きつきながら頬擦りをした。
「大好き…チュッ」
黒城くんの頬にキスをした。
ほら、こんなことだって出来ちゃう。
…夢…だ…か…ら…?
私はジト目を向けてくるエプロン姿の金髪美少女と目が合った。
この子…前に夢に入ってきた…
見覚えがある。
つまり、、、これは、、?
サーッと血の気が引いた。
「て、天宝寺…寝ぼけてるのか…?」
「黒城くんのばかぁぁぁぁぁ」
私は大慌てで家を飛び出した。




