表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなたが世界を壊すなら   作者: 青山春歌
第一章
3/12

シシュバラ

3

『シシュバラ』は貧困の国として有名だった。

『ワールドエンド』と呼ばれる巨大な火山群を四方で区切った国。

東の『イグラス』

西の『ウェデーヴァ』

南の『シシュバラ』

北の『ノルディン』

シシュバラはこれらの中で経済、軍事、産業他、どれを取っても他の三国の足元にも及ばない、国力の無い国だった。

そして、今から三年前のことだった。


シシュバラの国王が死んだ。


突然とこの世に突きつけられた事実は、『シシュバラ』の終わりを告げるに等しいものだった。

他の三国の国民は「シシュバラは終わった」とあざけり、国王たちも残された領土や、開発が進まず手付かずな自然を目当てに行動を始める準備を急速に進めた。

南を支配していた一国がつぶれ、これからは三国の世の中になると誰もが確信していた中。

そのニュースはあまりにも鮮烈せんれつに、人々の心に刻まれた。


シシュバラの『国軍』が、ドラゴンを捕らえた。


幻獣種げんじゅうしゅの中でも特に捕獲が難しいとされていたドラゴン。その戦闘力は、一騎従えるだけで幾万いくまんの兵のそれにに値する───。

それを、もともと軍事力も無い、さらに国王という大黒柱を失った国が捕らえた。

すぐに事実無根説が立ち上がったが、それぞれの国の派遣隊がそのたくましく幻想的な姿を確認したことであっけなく崩れ去った。

かくして、数ヶ月の間に世間から大きな注目を浴びたシシュバラ、特に、お抱えの国軍『クレセントナイツ』は様々な意味で三国から目をつけられることとなった。


こうなると、三国の首脳たちは黙ってなかった。

すぐに調査隊を編成、派遣し、それぞれにシシュバラの謎をあばくように命令した。

しかし、以後三年間、各派遣隊の謎の失踪しっそうや通信断絶により、シシュバラの大きな飛躍の謎が解かれることは無かった。


そんな中、しびれを切らした『ウェデーヴァ』国の首脳陣は、シシュバラの謎をあばくある手を実行した。

それは、スパイの投入。

苦し紛れの一投であった。

しかしそれが、今後の世界の始まり《ワールドエンド》を囲む国々の運命を大きく左右することとなるとは、その時の誰もが想像しなかった。




主に歴史をお送りしました。

次から入団試験突入です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ