the fast battle(中編)
戦闘が始まってから、30分が経過した頃―――
睡蓮は、まだ迫り来る雑魚に手を焼いていた。
カチッ、カチッ
『・・・くそ。弾切れか・・・。』
彼は急いでいたため、グレネードランチャー用の弾丸が切れていた。
そこを付け狙ってか、背中に鈍い衝撃が走る。
『・・・ぐはっ・・・。』
どうやら、金属バットで殴られたようだ。こちらも負けじと、チェーンで相手を縛りつける。
時間がなかったため、相手の金属バットを奪い取り、持ち手にチェーンを縛りつけ、ナイフを先端に1本突き刺した。完成、「ナイフバット」
『オラアアアアアアァァァァァァァァッ!!!!!』
俺はナイフバットを振り回しながら、集団の中心に向かって突撃した。
ナイフや芯の部分が次々と相手の顔面や腹にヒットし、倒れていく。
そんな中、振り回していたナイフバットが、突然、何者かによって「受け止め」られた。
・・・え?
『兄ちゃん、1年の癖によく暴れるな?』
そう言いつつ、声の主は、俺をバットナイフごと、「宙へ放り投げた」
俺は勢いよく地面に叩き付けられた。
『・・・くっ』
全身に鈍い衝撃が走る。
そんな中、自分の足元に何かが転がってきた。催涙スプレーだ。
『睡蓮!それを使うんだ!!!』
顔を上げると戦闘中の剣偽がいた。
『・・・サンキュー!』
俺は、残っていたチェーンに、催涙スプレーをまんべんなく吹きかけた。
それを振り回しつつ、先程の声の主に飛びかかって行った。
『死ねええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!』
振り回していたチェーンが、相手の目にクリーンヒットした。
『・・・ぐ・・・はぁ・・・っ』
相手は、ゆっくりと倒れた。
俺はよろけながらも、相手の顔面を踏みつけ、止めを刺した。