the fast battle(前編)
俺は翌朝、登校には少し早いかというレベルの7時10分頃、学校に向けて自転車を走らせていた。
なんでもあの先生によると、「隊長は少し早目に登校して、学校の周りを一周して、怪しい奴が居ないかチェックしてくれ」だそうだ。隊長も大変だな。まぁ、そんなラノベ的な展開が起こるのは、二次元の中ぐらいであろう。
そんな訳で、もう少しで一周も終わるかといったところで・・・。
―――――いた!?
長ラン、グラサン、リーゼント、そして大きい声では言えないが、細く長く白く煙が出ている物を口に咥えている・・・。
完全に・・・『敵』か。
俺はその場を通り過ぎ、学校に行って先生に報告した。
『先生!外に怪しげな奴が・・・。』
俺は大体の事情を説明した。
『分かった。すぐに全隊員に連絡して、部隊を整列させよう。』
数分後、続々と生徒が集まり、約100人程の軍が出来上がった。
『隊長、武器は持っているかね?』
・・・しまった。まだ重火器を決めていなかったな・・・。
俺は武器庫に走り、とりあえずグレネードを1つ手に取り、軍に戻った。
『よし、それでは出発するか。』
ふと校門を見ると、200人・・・いや、250人か。そのぐらいの不良の大群が、バイク、あるいは自転車で、金属バットや鉄パイプなどを構え、近寄ってきていた。
『ちょ・・・先生!?』
『慌てるな、邊皇隊長。相手が数人門を乗り越えてから、出発するのだ。そうすれば、相手が先に攻め込み、浮かれるであろう。そこを突くんだ。』
そう聞いているうちに、2人程が門を乗り越えて来た。
『今だ!!行けぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!』
先生の合図で、武装した軍は走った。ほぼ全員が徒歩だ。
俺は多少足が遅いため、少し遅れた。
そんな俺を大将と見たか知らないが、何人かが殴りかかってきた。
『大将首、打ち取ったりぃ!!!』
・・・?何こいつらw無駄に武装してるせいで俺より遅いなwwまさに肩慣らしには丁度いいwww久々に腕を振るうか。
そう思うが先か、俺はタクティカルペンをポケットから二本出し・・・。
―――――全員の『首を貫通』させた。
『先生・・・。首、刺しちゃったんですけど。死んだっぽいですけど、いい・・・ですかね?』
『構わん。それだけ、キミの実力がある印だ。というか、全員殺すつもりでやれ。さもなくばキミまで殺されるぞ。国にも了承は得ている。大丈夫だ。』
いかん、何だこの学校。すげぇ怖いな。
・・・・・・・・・・・戦場は、この後、3時間ほど続く・・・。