なんで俺が・・・。
―――私立機輝学園
今日から、俺が在学することになった高校だ。
これでも虐めなどは嫌いな方なので、私立校に入ろうと猛勉強し、その成果あってか、特賞生として入学することができた。
・・・な訳で、今は学校についての説明を聞いている途中だ。
徹夜の勉強で疲れているせいか、教師の説明も耳に入ってこない。
『・・・では、SG軍の・・・』
ん?今なんか軍とか言った…?まぁたいしたことではないであろう。
そんな訳で、俺は小さく伸びをした。
・・・はずだったのだが。
『お、邊皇 睡罵 くん・・・だっけ。変わった名前だね。何にせよ隊長希望ってのはいいことだねぇ。先生尊敬しちゃうよwんじゃ、よろしく!』
え・・・?隊長?マジで?つか何の?
『それでは、先ほども言った通り、私立機輝学園警備軍・通称SG軍について説明します!』
・・・は?警備軍!?今なんつったそこの教師。
『残念ながらこの機輝学園は、他校の不良の大軍などがバイクで押し寄せてきたりします。過去には警察が対処してきましたが、近年では警察をも打ち破る勢いになってきました。なので、警察よりも元気のある生徒が進んで防御しようということになりました。よろしく!』
・・・嘘・・・だろ・・・?
『・・・先生、質問いいっすか。』
『はい隊長!どうぞ☆』
目を輝かせながら隊長と呼ぶのは辞めろ・・・。
『その軍って、命落としたりとかは・・・ないんすか・・・。』
『難しい質問だね。それは防具とかは付けるから、隊長はまず無いと思う・・・けど。』
けどとは何だwけどとはw
・・・まぁ、ここで引き下がっても仕方ない。・・・引き受けるとするか。
『すいません・・・。もう1つだけ。武器はどんなものを使うんですか?』
『そうだねぇ。とりあえず学校においてある主な武器は、改造モデルガン、グレネードランチャー、アサルトライフル・・・ぐらいかな。持参してくれるならスタンガンなりなんなり持ってきてもいいけどw』
なんてこったい。殺し合いじゃねえか。
まぁ・・・いいか。
「・・・久しぶりに才能を生かせるときが来たなぁ・・・w」
『おっけー。それじゃあ、いつ攻めてくるかわからないから、一般生徒は攻めてきたらすぐに体育館に避難してね。そんだけだよw』
いやぁ、高校生活も大変なもんだ。